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青金石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
青金石
lazurite
lazurite(アフガニスタン産)
分類 ケイ酸塩鉱物
化学式 Na7Ca(Al6Si6O24)(SO4)(S3)・H2O
結晶系 等軸晶系
モース硬度 5 - 5.5
光沢 ガラス光沢
青色青紫色緑青色
比重 2.38 - 2.45
文献 https://www.mindat.org/min-2357.html
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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青金石(せいきんせき、lazurite)はかつてラピスラズリの主成分であると考えられていた鉱物。しかし、2021年の再定義に伴う研究により、実際には青金石を主成分として含んでいる標本はほとんど存在しないことが明らかとなった。

世界的に見ても、事実上すべてのラピスラズリの産出例は、藍方石ヴラジミルイヴァノフ石アフガン石などを含むものであり、独立した種としての青金石を含むものは極めて稀である。真正の青金石を含むことが確認されているラピスラズリの標本は、実質的にほとんど存在せず、現在流通している標本の大部分は、その深い青色の成分として藍方石を含んでいる[1]

ラズライトとも呼ばれるが、天藍石の別名であるラズライト(lazulite)とは異なる。  

定義の変遷と2021年の再定義

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従来、青金石は藍方石の硫化物卓越種、すなわちソーダライトケージ内において硫酸基よりも硫黄が優位となる種として定義されていた。しかし、流通標本の大半は実際には「硫黄を含有する藍方石の変種」に過ぎず、定義上の青金石は事実上存在しないのではないかとの疑義が提起された(Woodside and Moore, 2014)。

これを受けて2021年、国際鉱物学連合の命名・分類委員会により青金石の再定義が承認された(IMA 20-H)。新定義では、硫酸基(SO₄²⁻)および三硫化物(S₃⁻)の双方を必須アニオンとすることが条件とされ、理想化学組成はNa₇Ca(Al₆Si₆O₂₄)(SO₄)(S₃)⁻·H₂Oと示された。

旧定義では「ソーダライトケージの半数以上が硫化物で占められること」が要件とされていたのに対し、新定義では「ケージの4分の1がS₃⁻により占められていればよい」と規定が変更された。この再定義後においても、真正の青金石と確認された標本はきわめて稀であり、現在青金石として流通・紹介されている標本の多くは藍方石に該当する可能性が指摘されている[2]

産出地

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アフガニスタンカナダチリイタリアミャンマー北マケドニアロシアスロヴァキアタジキスタンアメリカ合衆国ジンバブエ[2]

性質・特徴

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方ソーダ石グループに属す。化学組成は、Na7Ca(Al6Si6O24)(SO4)(S3)・H2O 、結晶系等軸晶系塩酸に対し可蝕性

モース硬度5 - 5.5、比重2.38 - 2.45、屈折率1.5。は青色・青紫色・緑青色で半透明ガラス光沢がある。

しばしば黄鉄鉱を含む。

炭酸塩化または硫酸塩化したものは肉眼で見分けがつきにくい。

参考文献

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  1. Lapis lazuli”. www.mindat.org. 2026年2月28日閲覧。
  2. 1 2 Lazurite”. www.mindat.org. 2026年2月28日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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  • Lazurite (英語), MinDat.org, 2011年7月20日閲覧 (英語)
  • Lazurite (英語), WebMineral.com, 2011年7月20日閲覧 (英語)