コンテンツにスキップ

霰粒腫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。さかおり (会話 | 投稿記録) による 2021年5月6日 (木) 01:01個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (「霰粒腫」を保護しました: 度重なる荒らし: LTA事案 ([編集=自動承認された利用者のみ許可] (2021年5月13日 (木) 01:01(UTC)で自動的に解除) [移動=自動承認された利用者のみ許可] (2021年5月13日 (木) 01:01(UTC)で自動的に解除)))であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

霰粒腫
概要
分類および外部参照情報
ICD-10 H00.1
ICD-9-CM 373.2
DiseasesDB 6009
MedlinePlus 001006
eMedicine emerg/94 oph/243
Patient UK 霰粒腫
MeSH D017043

霰粒腫 (さんりゅうしゅ、Chalazion)とは、眼瞼(がんけん、まぶた)の病気の一種である。

症状など

まぶたの裏側が腫れ、時には赤くなる。通常、痛みやかゆみはない。美容的に悪くなることがある。

マイボーム腺の出口がつまり、中に分泌物がたまったもので、麦粒腫(ものもらい)と異なり、通常細菌感染を伴わない。霰粒腫に感染を伴ったものを急性霰粒腫と呼ぶ。

治療

霰粒腫に見られるまぶたのしこり(脂肪)に対し、抗生剤の点眼や軟膏は患部に対する直接の効果はないと言われている。しかし、自然治癒には時間がかかるため、細菌感染を起こし炎症を伴う場合(化膿性霰粒腫)手術を行い患部を切開し、溜まった脂肪を摘出を必要とする場合がある。ただし3歳以下の小児の場合、局部麻酔で摘出手術を行う大人と異なり、全身麻酔が必要となるため、摘出手術による副効果を忌避すべく抗生剤点眼やステロイド点眼、軟膏での治療を主に行う。霰粒腫によるまぶたの腫れ自体は細菌感染によるものであることが多いため、点眼や軟膏によって数日から一週間前後で改善が見られる。しかし、霰粒腫の根本的な原因は細菌感染ではないため、まぶたのしこり(脂肪)が消失するまで数ヶ月を要することもある。

関連項目

外部リンク