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雲渓芦 信行(うんけいろ のぶゆき、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師。
師系・経歴不明。雲渓芦と号す。作画期は寛政末年から享和の頃とされ、「柳下蛍狩図」(紙本着色、『浮世絵大成』第7巻所載)の1点が作として知られる。「柳下蛍狩図」は柳の木の下で団扇を持って蛍狩りをする美人を描いており、鳥文斎栄之そのままの画風である。
- 東方書院編 『浮世絵大成』(第7巻) 東方書院、1931年
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年