選び取り

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選び取りとは、幼児の前に意味のある品物を置き、どれを取るかでその子の将来を占うものであり、地域によっては、「将来選び」ともいわれる。幼児にお餅を背負わせる一升餅とあわせて、「選び取り」をする地域がある。

選び取りの品[編集]

選び取りで、昔から伝わる品物はそろばん、お金、であるが、地域や家庭によって用意する物はさまざまである。

そろばん
商売人向き。計算が得意。
お金
将来、裕福で困らない生活を手に入れる。
文学や芸術などの方面で活躍する。

その他の選び取りの品[編集]

はさみ
手先が器用になる。衣装もちになる。
定規
几帳面。将来大きな家を持てる。
箸、米、スプーン
食べ物に困らない。料理人
財布
お金に困らない。
辞書
成績優秀。博学。
筆、ペン
芸術家。物書き。
ボールや靴
スポーツ選手。運動神経抜群。

備考[編集]

長野県佐久地方の選び取りは、の前にそろばんものさしなどを置き、幼児に取らせ、将来を占う。また幼児にを背負わせ、箕の中でゆすったりする。一方、幼児に麺棒の代わりに持たせて、箕の上に立たせ、健康長寿を願う。いずれも、「初誕生」の時にこれらを行う[1]

脚注[編集]

  1. ^ 『佐久市志民俗編上』全1706頁中716頁 発行長野県佐久市 平成2年2月20日