葛飾北周
葛飾 北周(かつしか ほくしゅう、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師。
来歴[編集]
『浮世絵師伝』によれば葛飾北斎の門人、本姓は金沢、俗称は弥二郎。作画期は文化から文政にかけてとされ、草双紙の挿絵を手がける。
作品[編集]
- 『金沢弥二郎回国奇談』三巻 草双紙 ※感和亭鬼武作、文化2年(1805年)刊行
- 『鬼武作説話』五巻 草双紙 ※同上[1]
- 『復讐化物世界夜半嵐』五巻 草双紙 ※同上
- 『返咲八重之仇討』三巻 草双紙 ※同上
- 『半身討他力之焼継 前編』三冊 黄表紙 ※竹塚東子作、文化3年刊行
- 『みになる金』一冊 咄本 ※千代春道(橋本徳瓶)作、文化6年刊行
参考文献[編集]
- 井上和雄編 『浮世絵師伝』 渡辺版画店、1931年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり。136コマ目。
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年 ※128頁
脚注[編集]
- ^ 服部仁「復讐(かたきうち)怪談(くハいだん) 鬼武作説話(おにたけさくものがたり) : 解説・翻刻・影印」『同朋文学』第29巻、同朋大学日本文学会、1999年3月、1-78頁、CRID 1390294186599491968、doi:10.15076/00000734、ISSN 13433660。