若年者ものづくり競技大会
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若年者ものづくり競技大会(じゃくねんしゃものづくりきょうぎたいかい)は、技能を習得中の20歳以下の若者の技能レベルを競う日本の競技会である。中央職業能力開発協会が主催する。技能五輪ユース大会とも呼ばれる。
概要
[編集]対象者は、公共職業能力開発施設、認定職業訓練施設、工業高等学校等で技能を習得中の20歳以下の者(以下、若年者)である。
本大会の目的は、若年者に技能習得の目標を与えて技能を向上させることにより、若年者を一人前の技能労働者に育成し、若年者の就業促進を図り、同時に若年技能者の裾野の拡大を図ることである。
2010年現在で競技職種は14職種(メカトロニクス、機械製図(CAD)、旋盤、フライス盤、電子回路組立て、電気工事、木材加工(家具・建具)、建築大工、自動車整備、ITPCネットワークサポート、ウェブデザイン、情報技術、グラフィックデザイン、ロボットソフト組み込み)について実施される。各職種で第1位となったものには、厚生労働大臣賞が授与される。
沿革
[編集]- 2005年(平成17年)6月22日:厚生労働省が第1回若年者ものづくり競技大会の開催について発表する[1]。
- 2005年(平成17年)8月26日〜27日:第1回を開催。会場:千葉職業能力開発促進センター。12職種(旋盤、フライス盤、機械製図(CAD)、電子回路組立て、建築大工、木材加工(家具・建具)、電気工事、工場配線、情報ネットワーク施工、メカトロニクス、自動車整備、ウェブデザイン)
- 2006年(平成18年)8月8日~10日:第2回を開催。会場:職業能力開発総合大学校、職業能力開発総合大学校東京校、相模原市立北総合体育館
- 2008年(平成20年)8月6日~8日:第3回を開催。会場:職業能力開発総合大学校、職業能力開発総合大学校東京校。職種として、新たに3職種(ITPCネットワークサポート、情報技術、グラフィックデザイン、ロボットソフト組込み)が追加され、2職種(情報ネットワーク施工、工場配線)が削除される。
- 2009年(平成21年)8月6日~8日:第4回を開催。会場:職業能力開発総合大学校、相模原市立北総合体育館
- 2010年(平成22年)8月4日~6日:第5回を開催。会場:職業能力開発総合大学校、相模原市立北総合体育館
大会運営組織
[編集]- 大会会長 - 中央職業能力開発協会理事長
- 大会副会長 - 全国工業高等学校長協会理事長
- 運営委員長 - 中央職業能力開発協会常務理事
- 技術委員長 - 職業能力開発総合大学校長期課程部長
- 事務局 - 中央職業能力開発協会技能振興部
関連項目
[編集]- 青年技能者技能競技大会(技能五輪全国大会)
- 国際技能競技大会(技能五輪国際大会)
- 熟練技能者技能競技大会(技能グランプリ)
- 国際障害者技能競技大会(国際アビリンピック)
- 全国障害者技能競技大会(アビリンピック)
- 高校生ものづくりコンテスト全国大会
脚注
[編集]- ^ 第1回若年者ものづくり競技大会の開催について(厚生労働省発表、2005年6月22日)