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笠 乙麻呂(かさ の おとまろ、生没年不詳)は、奈良時代の貴族。正五位下・笠吉麻呂の子[1]。官位は従五位下・上総介。
称徳朝の天平神護3年(767年)正月に従五位下に叙爵し、5月に内蔵助に任官する。神護景雲4年(770年)伊豆守として地方官に転じる。
光仁朝の宝亀3年(772年)解任された巨勢馬主の後任として上総介に任ぜられている。
『続日本紀』による。
- 『続日本紀 4 新日本古典文学大系 15』岩波書店、1995年
- 宇治谷孟『続日本紀 (中)』講談社〈講談社学術文庫〉、1992年
- 宇治谷孟『続日本紀 (下)』講談社〈講談社学術文庫〉、1995年