生きた労働

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

生きた労働(いきたろうどう)とは、マルクス経済学の用語であり、生産手段に対して人間が直接行使する労働である。

概要[編集]

「人間の頭脳、筋肉、神経、手などの生産的支出」と表現される(資本論第一章第二節)。生きた労働は、蓄積された労働をふやすための手段の一つとされる。

対義語は死んだ労働。類義語として可変資本がある。生きた労働は労働力使用価値であり、それ自体は価値ではない。