猥談

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猥談(わいだん)とは、性に関する淫らな(いわゆる下ネタについての)会話である。かつて、しばしばY談(もしくはワイ談)と表記された。

概要[編集]

男性が集まって砕けた話をする場合、特に酒の席では猥談は盛り上がる話題の一つである。もちろん上品な話題とはみなされない。女性を交えた席では猥談は好ましくない話題と一般には捉えられているが、あえてそれを持ちだす例は少なくない。女性は同性だけの場では猥談が出る場合もしばしばあるが、異性を交えた席で猥談をできない者も多い。

それを好まない女性の前での男性による猥談はセクシャルハラスメント職場いじめの代表的な例としてよく取り上げられる。男性はおしなべて猥談を好むものと思い込んでいる男性や女性も少なくないが、猥談を嫌う男性もおり、こうした男性に猥談への参加を強要することは、女性に対するそれと同様、セクハラに該当する。

一般に男女混成の席では、女性がそのような話題に触れるのははしたないこと、との認識が伝統的には存在する。また、女性としては気の許せない相手とはそのような話題に触れたくはないとの判断もある。その方向で盛り上がると、男性が具体的な行動に出る危険があるからである。そこで、男性側として、女性が気を許しているかどうかの判断に、ソフトな方面から少しずつ猥談を出して反応を探る、という場合がある。ただし、失敗すると相手の嫌悪感を誘い一発で振られる危険がある。たとえ男女で猥談が盛り上がったとしても、それだけで男性が女性が気を許したと思い込んではならない。相手の意志を確認せず性行為を強要した場合、強姦になるからである。

猥談は人により好き嫌いが分かれ、下品な印象があるが、逆に場を和ませる事ができ、相手の気を緩めさせる為にあえてそれを振る場合もある。司馬遼太郎が描くところの坂本龍馬は猥談の名人で、地位の高いものの前でも猥談で相手を引きつけたという事になっている。不用意な猥談は話題に出された者を傷つけたり、それを好まない相手に嫌な思いをさせる可能性が大きいので、気心の知れた相手でないと上手に猥談を楽しむのは難しいと言える。

伝統的には、民話、伝説においても、色気関係は独特の地位を持ち、様々な地域で伝承を持つ。そこにはそれなりの類型があり、たとえば巨根絶倫、失敗談といった決まった型も見られる。

参考[編集]

汚言症の場合、自分が意識しなくても猥褻な話をしてしまうという場合もある。こういった場合考えていることとは関係なく汚い言葉が出てしまうので、言っている本人が自分の発した言葉にショックを受ける場合もある(しかも周囲にはそういった話が好きと誤解される)。

関連項目[編集]