エドワード・オブ・ミドルハム

エドワード・オブ・ミドルハム(Edward of Middleham, 1473年 - 1484年4月9日) (またはエドワード・プランタジネット(Edward Plantagenet))は、イングランドの王太子であり、国王リチャード3世とアン・ネヴィルの1人息子である。

エドワードの出生年は確かではないが、彼がミドルハム城(彼の母方の祖父であるウォーウィック伯リチャード・ネヴィルの以前の所有物)で生まれた事は知られている。1478年、クラレンス公ジョージが反逆罪で処刑されると、そのソールズベリー伯の称号はエドワードに与えられた。(エドワードの死後、ヘンリー7世統治下にクラレンス公の遺族に返還されるまで、ソールズベリー伯爵位は消滅していた。)

1483年、彼の父がイングランド王を継承すると、彼もまたプリンス・オブ・ウェールズ(王太子)に就任した。叙任式典はヨーク大聖堂で執り行われたが、同時代の資料によるとこの式典はかなり急いで手配された事が伺える。恐らくエドワード少年は健康問題のためロンドンでの両親の戴冠式にも出席できなかったため、体調の回復を待ってイングランド北部のヨークで式典を行ったのだろう。

翌1484年のエドワードの急死によって彼の父親は後継者を失い、父のライバルであるヘンリー・テューダーが王位を獲得する道を開いた。エドワードはシェリフ・ハットンの教区協会に埋葬された。

先代 エドワード5世	プリンス・オブ・ウェールズ 1483年 - 1484年	次代 アーサー王太子
イングランドの爵位
先代 新設	ソールズベリー伯 1478年 - 1484年	次代 消滅