「名もなき塀の中の王」の版間の差分
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エリック・ラブ([[ジャック・オコンネル (俳優)|ジャック・オコンネル]])が、その暴力性を問題視されて、少年院から成人刑務所へと移送されてくる。そこで彼は、幼い頃に生き別れた父親のネビル([[ベン・メンデルソーン]])と再会する。終身刑で収監されているネビルは「ここで生き残りたければ目立つな」とエリックに助言するが、エリックは耳を貸そうとしない。 |
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{{要あらすじ|date=2016年9月}} |
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エリックは、カウンセラーのオリバー・バーマー([[ルパート・フレンド]])が開くグループ・セラピーに参加する。はじめは反抗的な態度をとるエリックであったが、しだいに他の囚人たちと打ち解けていく。グループ・セラピーのセッションの中で、エリックは自らの過去を語る。母親を早くに亡くして施設に入れられた彼は、施設の職員から性的虐待を受けたのだという。 |
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ネビルがグループ・セラピーのセッションを訪ねてくる。エリックとネビルは心を通わせることができず、口論を始める。その場にいた他の囚人たちが2人のあいだに入って喧嘩を止めるが、エリックとネビルは懲罰房に入れられる。この1件で刑務所長たちの対応に業を煮やしたオリバーは辞職し、刑務所を去っていく。 |
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ネビルは、囚人たちの頂点に君臨するデニス・スペンサー(ピーター・フェルディナンド)の独房を訪れる。デニスと会話を交わす中で、ネビルは、エリックの命が危険にさらされていることを知る。ネビルはデニスを殺害し、エリックのもとへ向かう。 |
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懲罰房にいたエリックは、副刑務所長ヘインズ(サム・スプルエル)と看守たちの襲撃を受ける。ヘインズたちはエリックの首に縄をかけて、彼を天井から吊るす。そこへネビルが駆けつけて、看守たちを撃退する。ネビルはヘインズに縄を切らせ、エリックを胸元に抱く。やがて意識を取り戻したエリックは、ネビルの腕のなかで泣き崩れる。 |
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ネビルがデニス殺害の罪で移送されようとしているところに、ネビルを見送るため、エリックが現れる。後ろ手に手錠をかけられている2人は、抱擁する代わりに顔を寄せ合う。ネビルは「お前の父親であることを誇りに思う」と告げると、看守たちに連れられて、その場をあとにする。エリックは、遠ざかっていくネビルの背中を無言で見つめるのであった。 |
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==キャスト== |
==キャスト== |
2016年9月24日 (土) 12:22時点における版
名もなき塀の中の王 | |
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Starred Up | |
監督 | デヴィッド・マッケンジー |
脚本 | ジョナサン・アッセル |
製作 | ジリアン・ベリー |
出演者 |
ジャック・オコンネル ベン・メンデルソーン ルパート・フレンド |
撮影 | マイケル・マクドノー |
編集 |
ジェイク・ロバーツ ニック・エマーソン |
公開 |
2013年10月10日(ロンドン映画祭) 2014年3月21日 |
上映時間 | 106分 |
製作国 | イギリス |
言語 | 英語 |
『名もなき塀の中の王』(なもなきへいのなかのおう、原題: Starred Up)は、2013年のイギリスの犯罪ドラマ映画である。監督をデヴィッド・マッケンジーが務め、主演をジャック・オコンネルが務めている。
あらすじ
エリック・ラブ(ジャック・オコンネル)が、その暴力性を問題視されて、少年院から成人刑務所へと移送されてくる。そこで彼は、幼い頃に生き別れた父親のネビル(ベン・メンデルソーン)と再会する。終身刑で収監されているネビルは「ここで生き残りたければ目立つな」とエリックに助言するが、エリックは耳を貸そうとしない。
エリックは、カウンセラーのオリバー・バーマー(ルパート・フレンド)が開くグループ・セラピーに参加する。はじめは反抗的な態度をとるエリックであったが、しだいに他の囚人たちと打ち解けていく。グループ・セラピーのセッションの中で、エリックは自らの過去を語る。母親を早くに亡くして施設に入れられた彼は、施設の職員から性的虐待を受けたのだという。
ネビルがグループ・セラピーのセッションを訪ねてくる。エリックとネビルは心を通わせることができず、口論を始める。その場にいた他の囚人たちが2人のあいだに入って喧嘩を止めるが、エリックとネビルは懲罰房に入れられる。この1件で刑務所長たちの対応に業を煮やしたオリバーは辞職し、刑務所を去っていく。
ネビルは、囚人たちの頂点に君臨するデニス・スペンサー(ピーター・フェルディナンド)の独房を訪れる。デニスと会話を交わす中で、ネビルは、エリックの命が危険にさらされていることを知る。ネビルはデニスを殺害し、エリックのもとへ向かう。
懲罰房にいたエリックは、副刑務所長ヘインズ(サム・スプルエル)と看守たちの襲撃を受ける。ヘインズたちはエリックの首に縄をかけて、彼を天井から吊るす。そこへネビルが駆けつけて、看守たちを撃退する。ネビルはヘインズに縄を切らせ、エリックを胸元に抱く。やがて意識を取り戻したエリックは、ネビルの腕のなかで泣き崩れる。
ネビルがデニス殺害の罪で移送されようとしているところに、ネビルを見送るため、エリックが現れる。後ろ手に手錠をかけられている2人は、抱擁する代わりに顔を寄せ合う。ネビルは「お前の父親であることを誇りに思う」と告げると、看守たちに連れられて、その場をあとにする。エリックは、遠ざかっていくネビルの背中を無言で見つめるのであった。
キャスト
- ジャック・オコンネル - エリック・ラブ
- ベン・メンデルソーン - ネビル・ラブ
- ルパート・フレンド - オリバー・バーマー
- サム・スプルエル - 副刑務所長ヘインズ
- アンソニー・ウェルシュ - ハッサン
- デヴィッド・アジャラ - タイロン
- ピーター・フェルディナンド - デニス・スペンサー
- ガーシュウィン・ユスターシュ・Jr. - デス
- アシュレー・チン - ライアン
- ラファエル・ソウォル - ジャゴ
- ジリー・ギルクリスト - 看守主任スコット
- トミー・マクドネル - 看守セルフ
- フレデリック・シュミット - 看守ジェントリー
上映
2013年10月10日、ロンドン映画祭にて上映された[1]。イギリスでは2014年3月21日に一般公開された[2]。
評価
Metacriticでは、26件の批評家レヴューで平均値は81点だった[3]。Rotten Tomatoesでは、105件の批評家レヴューで平均値は7.9点、支持率は99%だった[4]。
『The Hollywood Reporter』のトッド・マッカーシーは、「今から数年後、本作は、ジャック・オコンネルという新たなスターの到来を告げた作品として記憶されているであろう」と述べて、本作におけるオコンネルの演技を称賛した[5]。
脚注
- ^ “Toronto: UTA Signs ‘Starred Up’ Scottish Helmer David Mackenzie”. Deadline (2013年9月20日). 2016年9月23日閲覧。
- ^ “New Starred Up Trailer Thumps In”. Empire (2014年1月24日). 2016年9月23日閲覧。
- ^ “Starred Up”. Metacritic. CBS Interactive. 2016年9月23日閲覧。
- ^ “Starred Up”. Rotten Tomatoes. Flixster. 2016年9月23日閲覧。
- ^ McCarthy, Todd (2013年9月1日). “Starred Up: Telluride Review”. The Hollywood Reporter. 2016年9月23日閲覧。