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[[パリ]]で生まれた。父親は植物学者の[[オーギュスタン・ピラミュス・ドゥ・カンドール]]である。はじめ法律を学ぶが、徐々に植物学の分野に移り、最終的に父親の後を継いで、[[ジュネーブ大学]]の植物学の教授となった。息子のカシミール・ピラミュ・ドゥ・カンドール(Casimir Pyrame de Candolle)と改定を行った、植物カタログ"''Prodromus Systematis Naturalis Regni Vegetabilis''"を含む多くの植物学の著書がある。父親のオーギュスタン・ピラミュス・ドゥ・カンドールの仕事をもとに、植物の命名法の国際基準化の草案を作り、1867年の植物学会議において採用され、現在の国際藻類・菌類・植物命名規約の原型になった。
[[パリ]]で生まれた。父親は植物学者の[[オーギュスタン・ピラミュス・ドゥ・カンドール]]である。はじめ法律を学ぶが、徐々に植物学の分野に移り、最終的に父親の後を継いで、[[ジュネーブ大学]]の植物学の教授となった。息子のカシミール・ピラミュ・ドゥ・カンドール(Casimir Pyrame de Candolle)と改定を行った、植物カタログ"''Prodromus Systematis Naturalis Regni Vegetabilis''"を含む多くの植物学の著書がある。父親のオーギュスタン・ピラミュス・ドゥ・カンドールの仕事をもとに、植物の命名法の国際基準化の草案を作り、1867年の植物学会議において採用され、現在の国際藻類・菌類・植物命名規約の原型になった。


1859年に[[スウェーデン王立科学アカデミー]]の外国人会員に選ばれ、1889年にロンドン・リンネ協会から、[[リンネ・メダル]]を受賞した。科学と宗教に関する著書があり、1885年に『科学と科学者の歴史』("''Histoire des sciences et des savants depuis deux siècles''")の中で、ヨーロッパにおける科学革命の進展は圧倒的にプロテスタント信仰を背景にする科学者によってもたらされたと主張した。
1859年に[[スウェーデン王立科学アカデミー]]の外国人会員に選ばれ、1889年に[[ロンドン・リンネ協会]]から、[[リンネ・メダル]]を受賞した。科学と宗教に関する著書があり、1885年に『科学と科学者の歴史』("''Histoire des sciences et des savants depuis deux siècles''")の中で、ヨーロッパにおける科学革命の進展は圧倒的にプロテスタント信仰を背景にする科学者によってもたらされたと主張した。
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2015年11月6日 (金) 07:44時点における版

Alphonse Pyrame de Candolle.

アルフォンス・ドゥ・カンドール(Alphonse Louis Pierre Pyrame de Candolle、1806年10月28日1893年4月4日)はフランス系のスイスの植物学者である。国際藻類・菌類・植物命名規約(ICBN)の制定に功績があった。

生涯

パリで生まれた。父親は植物学者のオーギュスタン・ピラミュス・ドゥ・カンドールである。はじめ法律を学ぶが、徐々に植物学の分野に移り、最終的に父親の後を継いで、ジュネーブ大学の植物学の教授となった。息子のカシミール・ピラミュ・ドゥ・カンドール(Casimir Pyrame de Candolle)と改定を行った、植物カタログ"Prodromus Systematis Naturalis Regni Vegetabilis"を含む多くの植物学の著書がある。父親のオーギュスタン・ピラミュス・ドゥ・カンドールの仕事をもとに、植物の命名法の国際基準化の草案を作り、1867年の植物学会議において採用され、現在の国際藻類・菌類・植物命名規約の原型になった。

1859年にスウェーデン王立科学アカデミーの外国人会員に選ばれ、1889年にロンドン・リンネ協会から、リンネ・メダルを受賞した。科学と宗教に関する著書があり、1885年に『科学と科学者の歴史』("Histoire des sciences et des savants depuis deux siècles")の中で、ヨーロッパにおける科学革命の進展は圧倒的にプロテスタント信仰を背景にする科学者によってもたらされたと主張した。

著書

  • Géographie botanique raisonné. 1856.
  • Histoire des sciences et des savants depuis deux siècles. 1873.
  • La phytographie ou l’art de décrire les végétaux considérés sous différents points de vue. 1880.
  • Origine des plantes cultivées. 1882.