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'''カスタリア'''('''C'''astalia または '''K'''astalia、希:Κασταλ?α)は、[[ギリシア神話]]の[[ニュペー]]。[[アポローン]]の求愛を拒んで[[パルナッソス山]]<!--または[[ヘリコン山]]-->の麓にあった[[デルポイ]]の泉に入水した。カスタリアは彼女の泉の水を飲んだ者や、その静かな水音を聞いた者に詩文の才能を宿らせるとされる。その聖なる水はデルポイの神殿を清めるのにも用いられた。アポローンはカスタリアを[[ムーサ]]たちに捧げた。20世紀のドイツの作家[[ヘルマン・ヘッセ]]は、1943年の[[大いなる業|絶筆]]『[[ガラス玉演戯]]』の舞台となる架空の州を「カスターリエン」と名付けた。
'''カスタリア'''({{lang-grc-short|'''Κασταλία''', ''Kastalia''}}, {{lang-la|Castalia}})は、[[ギリシア神話]]の[[ニュペー]]である。[[アポローン]]の求愛を拒んで[[パルナッソス山]]<!--または[[ヘリコン山]]-->の麓にあった[[デルポイ]]の泉に入水した。カスタリアは彼女の泉の水を飲んだ者や、その静かな水音を聞いた者に詩文の才能を宿らせるとされる。その聖なる水はデルポイの神殿を清めるのにも用いられた。アポローンはカスタリアを[[ムーサ]]たちに捧げた。
20世紀のドイツの作家[[ヘルマン・ヘッセ]]は、1943年の[[大いなる業|絶筆]]『[[ガラス玉演戯]]』の舞台となる架空の州を「カスターリエン」と名付けた。


== 関連項目 ==
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2013年4月24日 (水) 20:25時点における版

カスタリア古希: Κασταλία, Kastalia, ラテン語: Castalia)は、ギリシア神話ニュムペーである。アポローンの求愛を拒んでパルナッソス山の麓にあったデルポイの泉に入水した。カスタリアは彼女の泉の水を飲んだ者や、その静かな水音を聞いた者に詩文の才能を宿らせるとされる。その聖なる水はデルポイの神殿を清めるのにも用いられた。アポローンはカスタリアをムーサたちに捧げた。

20世紀のドイツの作家ヘルマン・ヘッセは、1943年の絶筆ガラス玉演戯』の舞台となる架空の州を「カスターリエン」と名付けた。

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