「ラミネート加工」の版間の差分

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'''ラミネート加工'''(ラミネートかこう)とは[[印刷]]物[[表面]][[透明]]の[[フィルム]]を貼る[[処理]]を施すこと。また、工業製品に[[接着]]して密封する[[構造]]の[[包装]]全般をも指す。身近な例としては、新品の[[携帯電話]]の[[液晶パネル]]上に貼られている保護フィルムや、[[ホームセンター]]で販売されている工作用の[[アクリル]]板や[[アルミ]]板の表面に貼られている保護フィルムなどがある。
'''ラミネート加工'''(ラミネートかこう)とはの表面に透明の[[フィルム]]を貼ること。また、工業製品に接着して密封する[[包装]]全般をも指す。新品の[[携帯電話]]の[[液晶パネル]]上に貼られている保護フィルムや、[[ホームセンター]]で販売されている工作用の[[アクリル]]板や[[アルミ]]板の表面に貼られている保護フィルムなどがある。「ラミネート」、「ラミ加工」、「パウチ加工」ともいう

縮めて「'''ラミネート'''」、「'''ラミ加工'''」、あるいは「'''パウチ加工'''」ともいう。


== 概要 ==
== 概要 ==
ラミネート加工の主な[[目的]]は、印刷物の表面を[[保護]]することであり、色落ち[[摩耗]]の防止、[[防水]]、あるいは美観を良くしたり、高級感を増すために行われる。不正な[[改造]]・[[改竄]]を防止する効果あるため、[[定期券]]や[[運転免許証]]、診察券に用いられる。また[[ラミネートチューブ]]を作る際の原材料となるシートを作る際にもラミネート加工が用いられる。ほかにも、[[写真]]、[[シール]]、[[ラベル]]、[[ステッカー]]、[[ポスター]]など、その応用範囲は多岐にわたる。
印刷物を[[保護]]、色落ち[[摩耗]]の防止、美観を良くしたり、高級感を増すことができる。不正な[[改造]]・[[改竄]]を防止することできる。また[[ラミネートチューブ]]を作る際の原材料となるシートを作る際にもラミネート加工が用いられる。

一方でフィルムと印刷物の間に[[接着剤]]を塗布しているため、ひとたび[[塗装]]に[[負荷]]掛かり剥離すると、印刷物の表面とフィルムの間に隙間ができて、そこに[[水]]や[[埃#.E5.9F.83.EF.BC.88.E3.81.BB.E3.81.93.E3.82.8A.EF.BC.89|埃]]などの異物が入りこみ、はがれにくい性質が災いして、かえって異物を除去しにくくなる事態に陥ることがある。


一方でフィルムと印刷物の間に[[接着剤]]を塗布しているため、塗装部が剥離すると、印刷物の表面とフィルムの間に隙間ができて、そこに入り込んだ異物を除去しにくくなることがある。
[[製品]]を保護できる反面、このことが弱点でもあり、[[接合法|接合]]の耐久性を確保することが課題といえる。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==

2011年1月3日 (月) 13:30時点における版

ファイル:PouchLaminator.jpg
パウチ・ラミネーター(Pouch Laminator)

ラミネート加工(ラミネートかこう)とは紙の表面に透明のフィルムを貼ること。また、工業製品に接着して密封する包装全般をも指す。新品の携帯電話液晶パネル上に貼られている保護フィルムや、ホームセンターで販売されている工作用のアクリル板やアルミ板の表面に貼られている保護フィルムなどがある。「ラミネート」、「ラミ加工」、「パウチ加工」ともいう。

概要

印刷物を保護し、色落ち・摩耗の防止、美観を良くしたり、高級感を増すことができる。不正な改造改竄を防止することもできる。またラミネートチューブを作る際の原材料となるシートを作る際にもラミネート加工が用いられる。

一方でフィルムと印刷物の間に接着剤を塗布しているため、塗装部が剥離すると、印刷物の表面とフィルムの間に隙間ができて、そこに入り込んだ異物を除去しにくくなることがある。

関連項目

脚注