「カタログ」の版間の差分

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'''カタログ''' (ギリシャ語の'''κατάλογος''' カタロゴス から由来。この語は一覧を意味する) は商品や展示物などの品目を整理して書き並べたもので、目録や説明書、案内書をいう。漢字で'''型録'''と当てる場合もある。
'''カタログ''' (''catalog, catalogue'') は商品や展示物などの品目を整理して書き並べたもので、目録や説明書、案内書をいう。漢字で'''型録'''と当てる場合もある。


== 類似した表現 ==
== 類似した表現 ==
[[小冊子|小冊子]]や[[リーフレット]]はもともと[[印刷]]物の形態を指すが、印刷物としての用途から説明書や案内書の意味合いを持つようになったため、利用目的が似たカタログと同一視される場合が多い。本来、目録であれば形態により「小冊子にしたカタログ(目録)」あるいは「カタログのパンフレット」「リーフレットカタログ」などという表現になる。
[[小冊子|パンフレット]] (''pamphlet'') や[[リーフレット]] (''leaflet'') はもともと[[印刷]]物の形態を指すが、印刷物としての用途から説明書や案内書の意味合いを持つようになったため、利用目的が似たカタログと同一視される場合が多い。本来、目録であれば形態により「パンフレット(小冊子にしたカタログ(目録)」あるいは「カタログのパンフレット」「リーフレットカタログ」などという表現になる。


また、特に図版の多いものや、より詳細な説明を施したものを「高級パンフレット=カタログ」と解釈することもあるが、宣伝[[広告]]の分野では既成のものとの差別化を図る意味合いから、[[小冊子|ブローシュア]] (''brochure'') という言葉を使うようになった。
また、特に図版の多いものや、より詳細な説明を施したものを「高級パンフレット=カタログ」と解釈することもあるが、宣伝[[広告]]の分野では既成のものとの差別化を図る意味合いから、[[小冊子|ブローシャー・ブローシュア]] (''brochure'') という言葉を使うようになった。


== 英語における解釈 ==
== 英語における解釈 ==
=== 綴りの違い ===
* [[アメリカ英語]]で ''catalog'' 、[[イギリス英語]]では ''catalogue''


=== 辞書によるもの===<!--英語版のwikipedia、wiktionary-->
=== 辞書によるもの===<!--英語版のwikipedia、wiktionary-->
* [[図書館]]が所蔵する書籍などの品目の目録や一覧表、[[蔵書目録]] (''Library catalogue'')
* [[図書館]]が所蔵する書籍などの品目の目録や一覧表、[[蔵書目録]] (''Library catalog'')
* 項目を(特定の付番、アルファベット順など)系統的にまとめたり列挙した目録や一覧表
* 項目を(特定の付番、アルファベット順など)系統的にまとめたり列挙した目録や一覧表
* 目録や一覧表を作成したり、それらに品目を載せたりすること
* 目録や一覧表を作成したり、それらに品目を載せたりすること
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=== 一般的な解釈 ===
=== 一般的な解釈 ===
主に ''Library catalogue'' (図書目録)、 ''Mail-order catalogue'' ([[通信販売]]カタログ)、 ''Auction catalogue'' ([[オークション]]カタログ)など、何のカタログであるかということを示した上で用いられる場合が多い。単に ''catalogue'' というと、例えば商品カタログの場合は商品番号順に並べた品番リストを連想する。
主に ''Library catalog'' (図書目録)、 ''Mail-order catalog'' ([[通信販売]]カタログ)、 ''Auction catalog'' ([[オークション]]カタログ)など、何のカタログであるかということを示した上で用いられる場合が多い。単に ''catalog'' というと、例えば商品カタログの場合は商品番号順に並べた品番リストを連想する。


写真やイラストを多用して詳細な説明した高級なパンフレットやカタログは ''brochure'' (ブローシャー・ブローシュア)と呼ばれ区別される。
写真やイラストを多用して詳細な説明した高級なパンフレットやカタログは ''brochure'' (ブローシャー・ブローシュア)と呼ばれ区別される。

2010年5月28日 (金) 12:45時点における版

カタログ (catalog, catalogue) は商品や展示物などの品目を整理して書き並べたもので、目録や説明書、案内書をいう。漢字で型録と当てる場合もある。

類似した表現

パンフレット (pamphlet) やリーフレット (leaflet) はもともと印刷物の形態を指すが、印刷物としての用途から説明書や案内書の意味合いを持つようになったため、利用目的が似たカタログと同一視される場合が多い。本来、目録であれば形態により「パンフレット(小冊子)にしたカタログ(目録)」あるいは「カタログのパンフレット」「リーフレットカタログ」などという表現になる。

また、特に図版の多いものや、より詳細な説明を施したものを「高級パンフレット=カタログ」と解釈することもあるが、宣伝広告の分野では既成のものとの差別化を図る意味合いから、ブローシャー・ブローシュア (brochure) という言葉を使うようになった。

英語における解釈

綴りの違い

辞書によるもの

  • 図書館が所蔵する書籍などの品目の目録や一覧表、蔵書目録 (Library catalog)
  • 項目を(特定の付番、アルファベット順など)系統的にまとめたり列挙した目録や一覧表
  • 目録や一覧表を作成したり、それらに品目を載せたりすること
  • アメリカ英語で、大学要覧や履修便覧(イギリス英語では calendar

一般的な解釈

主に Library catalog (図書目録)、 Mail-order catalog通信販売カタログ)、 Auction catalogオークションカタログ)など、何のカタログであるかということを示した上で用いられる場合が多い。単に catalog というと、例えば商品カタログの場合は商品番号順に並べた品番リストを連想する。

写真やイラストを多用して詳細な説明した高級なパンフレットやカタログは brochure (ブローシャー・ブローシュア)と呼ばれ区別される。

カタログ落ち

その商品や展示物などがカタログに掲載されなくなることは「カタログ落ち」と呼ばれる。

生産・展示期間の終了や後継製品の発売等により、商品や展示物の生産や展示が終了すると、その商品や展示物はカタログから削除される。

関連項目