「全銀協標準プロトコル」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
m →ベーシック手順: dab |
|||
13行目: | 13行目: | ||
[[1983年]]10月に'''全銀協標準通信プロトコル(ベーシック手順)'''<ref>[http://www.net.intap.or.jp/oiia/cont1/p0302.html%7B0recid=10388.html INTAP 全銀協手順]</ref>が制定され、[[1984年]]1月には'''全銀協パーソナルコンピュータ用標準通信プロトコル(ベーシック手順)'''が制定された。専用のハードウェアや回線を必要とする。 |
[[1983年]]10月に'''全銀協標準通信プロトコル(ベーシック手順)'''<ref>[http://www.net.intap.or.jp/oiia/cont1/p0302.html%7B0recid=10388.html INTAP 全銀協手順]</ref>が制定され、[[1984年]]1月には'''全銀協パーソナルコンピュータ用標準通信プロトコル(ベーシック手順)'''が制定された。専用のハードウェアや回線を必要とする。 |
||
通信制御には[[BSC手順]](2進同期通信)に準拠したものを使っており、データリンクレベルと電文制御レベルを区分している点が特徴。通信速度は[[アナログ回線]]では2400[[bps]]、[[ISDN]]回線を利用すれば最大64kbpsである。 |
通信制御には[[BSC手順]](2進同期通信)に準拠したものを使っており、データリンクレベルと電文制御レベルを区分している点が特徴。通信速度は[[アナログ回線]]では2400[[ビット毎秒|bps]]、[[ISDN]]回線を利用すれば最大64kbpsである。 |
||
回線層、[[データリンク層]]、通信制御層、機能制御層、[[アプリケーション層]]の5階層構成となっており、[[OSI参照モデル]]とは異なる。 |
回線層、[[データリンク層]]、通信制御層、機能制御層、[[アプリケーション層]]の5階層構成となっており、[[OSI参照モデル]]とは異なる。 |
2008年9月19日 (金) 16:16時点における版
全銀協標準プロトコル(ぜんぎんきょうひょうじゅんプロトコル)とは全国銀行協会により公表された日本銀行と各金融機関、各金融機関間、各金融機関と利用者の間のコンピュータ接続方式。
金融機関とのデータ交換にとどまらず、一般的な企業間データ交換手順としても利用されている。
全銀協手順、全銀手順、Z手順とも呼ばれる。
仕様は全国銀行協会から有償で入手することができる。
概要
ベーシック手順
銀行と企業との間でオンラインデータの交換を行う場合に使用することを目的として開発された日本独自の通信手順。
1983年10月に全銀協標準通信プロトコル(ベーシック手順)[1]が制定され、1984年1月には全銀協パーソナルコンピュータ用標準通信プロトコル(ベーシック手順)が制定された。専用のハードウェアや回線を必要とする。
通信制御にはBSC手順(2進同期通信)に準拠したものを使っており、データリンクレベルと電文制御レベルを区分している点が特徴。通信速度はアナログ回線では2400bps、ISDN回線を利用すれば最大64kbpsである。
回線層、データリンク層、通信制御層、機能制御層、アプリケーション層の5階層構成となっており、OSI参照モデルとは異なる。
TCP/IP手順
1997年3月に制定された。拡張Z手順、全銀協TCP/IP手順、全銀TCP/IPなどとも呼ばれる。
アプリケーションインターフェイスは、ベーシック手順と互換性を保っているが、BSC手順の代わりにトランスポート層にTCP/IPを用いる。TCP/IPが利用可能な様々な通信方式、通信機器を利用でき、高速な通信ができるのが利点である。
データ交換を目的としたプロトコルであり、用途を限定することによって信頼性を高めている。
通信インターフェイスとしてCORBAが採用される。