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* 『西洋神名事典』 [[新紀元社]]、1999年、141頁。 |
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* 『悪魔事典』 新紀元社、2000年、208-209頁。 |
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2008年3月29日 (土) 09:33時点における版
トラウィスカルパンテクートリ(Tlahuizcalpantecuhtli,Tlahuixcalpantecuhtli,Tlahuizcalpantecutli)は、アステカ神話に伝わる破壊神。明けの明星(金星)の擬人化で、その名は「曙の主」を意味する。激しく燃えさかる槍(光線)を投げつける姿で現される。
古代アステカでは、金星からの光はあらゆる災いをもたらすものとされ、金星の運行が熱心に研究されていた。ある絵文書には、100年以上にも及ぶ天体の運行予測が記されているという。
かつて太陽神トナティウが誕生した時、トナティウは神々に生け贄を求めた。その事に腹を立てたトラウィスカルパンテクートリは、太陽に向かって槍を放った。しかし、太陽に槍を跳ね返され、自身の頭に刺さってしまう。その瞬間からイツラコリウキになってしまったという。
ケツァルコアトルの化身ともされる。
参考文献
- 『西洋神名事典』 新紀元社、1999年、141頁。
- 『悪魔事典』 新紀元社、2000年、208-209頁。