「下敷き」の版間の差分

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==特殊な使い方==
==特殊な使い方==
* 軽くて薄く、弾力のある板状であるため、下敷きの一端を持って扇ぐことで[[うちわ]]の代わりに用いることができる。夏場の学校では、多数の学生・生徒が下敷きで扇ぐ光景が見られる。<!--最近はどうかな…?-->
* 軽くて薄く、弾力のある板状であるため、下敷きの一端を持って扇ぐことで[[うちわ]]の代わりに用いることができる。夏場の学校では、多数の学生・生徒が下敷きで扇ぐ光景が見られる。<!--最近はどうかな…?やってますよ。-->
* 下敷きを[[毛 (動物)|頭髪]]に接触させて繰り返し摩擦させ、その後に頭から少し離すと、頭髪が逆立つ。これは、[[絶縁体]]である下敷きと頭髪を摩擦させることにより、下敷きが負に、頭髪は正にそれぞれ[[帯電]]し、下敷きと頭髪の間に正負の電荷相互間の[[クーロン力]]による[[引力と斥力|引力]]が発生するためである。
* 下敷きを[[毛 (動物)|頭髪]]に接触させて繰り返し摩擦させ、その後に頭から少し離すと、頭髪が逆立つ。これは、[[絶縁体]]である下敷きと頭髪を摩擦させることにより、下敷きが負に、頭髪は正にそれぞれ[[帯電]]し、下敷きと頭髪の間に正負の電荷相互間の[[クーロン力]]による[[引力と斥力|引力]]が発生するためである。


==発明者==
下敷きを誰が発明したかはあまり知られていない。


[[Category:文房具|したしき]]
[[Category:文房具|したしき]]

2007年3月29日 (木) 02:54時点における版

下敷き(したじき)とは、

  1. 何かの下に敷かれること。
  2. 筆記をするときに紙などの下に敷くもの。鉛筆、ペンなど硬筆用は堅いプラスチック製、毛筆用は柔らかい毛氈が用いられる。
  3. 手本のこと。

ここでは2.の中で硬筆用のものについて説明する。


下敷きとは、ノートや紙に何らかの事柄を書くとき、下に敷いて使う板状の文房具である。

使用目的など

ノートを開いて下に何も敷かずに字を書き込もうとすると、筆圧によりノートの紙が下に沈みこみ、紙の裏に筆記具の跡が残ることがある。また、紙に字などを書く際、紙の下に凹凸があったり、紙の下が柔らかい平面だったりすると、書きにくい。そこでこのような場合、紙の下に硬く滑らかな板を敷き、書きやすく筆記具の跡が残りにくい状態にする。これを目的として作られている板を下敷きという。

ある程度の硬さを持ちつつ、薄く軽量、平滑、さらに子供でも容易に購入できるよう安価であることが求められる。

材質・寸法

材質としては硬質ポリ塩化ビニル(塩ビ)が一般的である。近年では環境問題への関心の高まりから、ポリプロピレン(PP)やポリエチレンテレフタラート(PET)を使用するものも出てきている。

寸法は、概ね大学ノートと同じ大きさ、すなわちB5判(182mm×257mm)のものが最も一般的である。

様々な印刷が施された下敷きが多く流通しているが、これについてはコート紙)に印刷を施し、表面をポリ塩化ビニルで覆っている。紙を使わず、ポリ塩化ビニルをそのまま板状にしただけのものもある。

記念グッズ等としての利用

先述のように、下敷きは何らかの印刷が施されているものが多い。漫画アニメーションのキャラクターの絵、各種の写真などを印刷し、様々なデザインのものを安価で大量に製造することが可能である。このため、最も安価な記念グッズのひとつとして販売あるいは配布されることが多い。また、同人サークル活動の一環として下敷きを作り販売するサークルも多い。

特殊な使い方

  • 軽くて薄く、弾力のある板状であるため、下敷きの一端を持って扇ぐことでうちわの代わりに用いることができる。夏場の学校では、多数の学生・生徒が下敷きで扇ぐ光景が見られる。
  • 下敷きを頭髪に接触させて繰り返し摩擦させ、その後に頭から少し離すと、頭髪が逆立つ。これは、絶縁体である下敷きと頭髪を摩擦させることにより、下敷きが負に、頭髪は正にそれぞれ帯電し、下敷きと頭髪の間に正負の電荷相互間のクーロン力による引力が発生するためである。