浜村町
（正条村から転送）
| はまむらちょう 浜村町 | |
|---|---|
| 廃止日 | 1955年7月1日 |
| 廃止理由 |
新設合併 宝木村、酒津村、瑞穂村、逢坂村、浜村町 → 気高町 |
| 現在の自治体 | 鳥取市 |
| 廃止時点のデータ | |
| 国 |
 日本 |
| 地方 | 中国地方（山陰地方） |
| 都道府県 | 鳥取県 |
| 郡 | 気高郡 |
| 市町村コード | なし（導入前に廃止） |
| 面積 | 7.84 km2 |
| 総人口 |
3,732人 （鳥取県統計年鑑 昭和29年、1954年） |
| 隣接自治体 | 瑞穂村、勝谷村、逢坂村、青谷町 |
| 浜村町役場 | |
| 所在地 |
鳥取県気高郡浜村町大字勝見661-4[1] 旧・浜村町役場庁舎位置 |
| 座標 | 北緯35度30分35秒 東経134度02分52秒 / 北緯35.50986度 東経134.04775度座標: 北緯35度30分35秒 東経134度02分52秒 / 北緯35.50986度 東経134.04775度 |
| 特記事項 | 町役場は現在の浜村診療所の位置に所在した[1] |
| ウィキプロジェクト | |
浜村町（はまむらちょう）は、鳥取県気高郡にあった自治体である。
概要[編集]
1915年（大正4年）に発足した2代目正条村（せいじょうそん）が町制施行に改称したものである。
浜村川下流域に位置し、北は日本海に面した。東は瑞穂村、南は勝谷村・逢坂村、西は青谷町（旧日置谷村を含む）と隣接した[1]。
町内は浜村・勝見・八幡・下原・八束水の5大字、および浜村・温泉・新泉・勝見・八幡・下原・姉泊・姫路・船磯の9集落を編成していた[1]。
1884年（明治17年）に鈴木甚平（県会議員・戸長・気高郡会議員などを歴任）により湯が掘り当てられ、また道路や鉄道が整備されると駅北側に浜村温泉街が形成され発展した一方、古くからあった駅南側の勝見温泉は湯量が減り次第に寂れていった[1]。
沿革[編集]
- 1915年（大正4年）6月1日 - 正条村（初代）と八束水村が合併し、改めて正条村が発足。合計5大字を編成。役場位置を大字勝見字御馬場ノ前138番地2に定める[2]。
- 1926年（大正15年）2月15日 - 役場位置を大字勝見字永江660・661番地、字砂山844番地ノ1・844番地ノ9に変更[3]。
- 1948年（昭和23年）4月1日 - 正条村が町制施行・改称して浜村町となる[4]。
- 1955年（昭和30年）7月1日 - 宝木村・酒津村・瑞穂村・逢坂村と合併し、気高町が発足。同日浜村町廃止[5]。
合併後[編集]
合併後は気高町の中心部として役場が勝見（後に浜村に移転）に設置された。また5大字は気高町の大字として継承されたが、1986年（昭和61年）2月に一部が北浜1〜3丁目、新町1〜3丁目となった[6]。
現在は鳥取市気高町浜村・気高町勝見・気高町八幡・気高町下原・気高町八束水・気高町北浜・気高町新町に相当する。
行政[編集]
歴代町長[編集]
| 代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 初 | 木下米造 | 1915年（大正4年）10月19日 | 1919年（大正8年）10月18日 | 正条村長 |
| 2 | 木下米造 | 1919年（大正8年）10月19日 | 1922年（大正11年）3月13日 | |
| 3 | 木下静造 | 1922年（大正11年）4月10日 | 1926年（大正15年）4月9日 | |
| 4 | 木下静造 | 1926年（大正15年）4月10日 | 1930年（昭和5年）4月9日 | |
| 5 | 木下静造 | 1930年（昭和5年）4月10日 | 1934年（昭和9年）4月9日 | |
| 6 | 木下静造 | 1934年（昭和9年）4月10日 | 1938年（昭和13年）4月9日 | |
| 7 | 木下静造 | 1938年（昭和13年）4月10日 | 1942年（昭和17年）4月9日 | |
| 8 | 木下静造 | 1942年（昭和17年）4月10日 | 1944年（昭和19年）1月19日 | 辞職 |
| 9 | 平尾定男 | 1944年（昭和19年）1月20日 | 1946年（昭和21年）5月13日 | |
| 10 | 松田清吉 | 1946年（昭和21年）8月5日 | 1947年（昭和22年）2月28日 | |
| 11 | 地原重治 | 1947年（昭和22年）4月5日 | 1951年（昭和26年）4月4日 | 1948年4月1日から浜村町長 |
| 12 | 地原重治 | 1951年（昭和26年）4月23日 | 1955年（昭和30年）6月30日 | |
| 参考文献 - [7] | ||||
教育[編集]
交通[編集]
鉄道[編集]
道路[編集]
名所・旧跡[編集]
脚注[編集]
- ^ a b c d e 正條村誌（正條村誌発刊委員会、1999年）
- ^ 「町村役場位置」『官報』1915年6月8日（国立国会図書館デジタルコレクション）
- ^ 「村役場位置変更」『官報』1926年2月23日（国立国会図書館デジタルコレクション）
- ^ 「鳥取県告示第144号・気高郡正条村を浜村町に変更」『鳥取県広報 号外』1948年3月31日（鳥取県立公文書館）
- ^ 「鳥取県告示第312号・市町村の廃置分合」『鳥取県広報 第2628号』1955年6月28日（鳥取県立公文書館）
- ^ 「町の区域の新設等（気高町北浜一丁目、二丁目 外）」『鳥取県広報 号外第3号』1986年2月14日（鳥取県立公文書館）
- ^ 気高町誌（気高町教育委員会、1977年）