横浜中学校・高等学校

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横浜中学校・高等学校
横浜中学校・高等学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人徳心学園
設立年月日 1942年(昭和17年)
創立者 黒土四郎
共学・別学 男女別学(男子校)
中高一貫教育 併設型(外部混合無)
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 3学期制
高校コード 14530A
所在地 236-0053
横浜市金沢区能見台通46-1
外部リンク 公式サイト
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横浜中学校・高等学校(よこはまちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、神奈川県横浜市金沢区に所在し、中高一貫教育を提供する私立男子中学校高等学校。高等学校において、中学校から入学した内部進学生徒と高等学校から入学した外部進学生徒との間では3年間別クラスになる併設型中高一貫校[1]

概要[編集]

1942年昭和17年)、旧制神奈川県立横浜第一中学校(現・神奈川県立希望ヶ丘高等学校)の校長であった黒土四郎によって旧制横浜中学校として設立され、後に旧制本牧中学校を吸収。かつては商業科も存在したが、廃止されている。

現在は、大学進学に向けての特進・文理・特性(スポーツ)および、中学校と高等学校を併設しての中高一貫教育などの各コースを設けている。

教育理念[編集]

  • 三条五訓
    三条(信頼を受くる人となれ・責任を重んぜよ・秩序を守れ) 五訓(誠意・総力・努力・創造・忍耐)

沿革[編集]

  • 1942年3月 - 神奈川県横浜市中区の横浜基督教青年会館(現:横浜YMCA)を仮校舎として、剣心学園 横浜中学校(旧制)設立。
  • 1944年3月 - 神奈川県横浜市磯子区岡村に校舎新築。同地に移転。
  • 1946年3月 - 現在地でもある神奈川県横浜市金沢区に校舎を買収。同地に移転。
  • 1947年4月 - 学制改革による横浜中学校設立認可。
  • 1947年6月 - 本牧中学校を吸収。
  • 1948年3月 - 学制改革による横浜高等学校設置認可。校章が現在使用されているデザインとなる。
  • 1951年3月 - 財団法人 剣心学園を学校法人 徳心学園に組織変更認可。
  • 1951年9月 - 校歌制定。
  • 1952年4月- 商業科を併設。
  • 1968年4月 - 横浜中学校一時休校。
  • 1973年4月6日 - 硬式野球部、第45回選抜高等学校野球大会で選抜初出場・初優勝を達成。
  • 1980年8月22日 - 硬式野球部、第62回全国高等学校野球選手権大会で初優勝を達成。
  • 1985年3月 - 休校中の横浜中学校再開。6ヵ年コース(中高一貫教育)の開始。
  • 1987年3月 - 長浜グラウンド竣工。
  • 1993年4月 - 商業科廃止、普通科のみとなる。
  • 1998年4月8日 - 硬式野球部、第70回選抜高等学校野球大会で2度目の優勝を達成。
  • 1998年8月22日 - 硬式野球部、第80回全国高等学校野球選手権大会で2度目の優勝・史上5校目の春夏連覇達成。
  • 2006年4月4日 - 硬式野球部、第78回選抜高等学校野球大会で3度目の優勝達成。
  • 2011年4月 - 六ヵ年一貫コース・高校生用新校舎、使用開始。

設置コース[編集]

特進コース
国公立・有名私立大学を目指すコースとなっている(この中で、入学試験において上位の成績で構成される選抜特進クラスもある)。
文理コース
中堅私大以上を目指すコースとなっている。なお、1年次にテストなどの基準を満たしていれば特進コースに編入することも可能である。また、2年次から理系・文系に分かれ特進コースに近い学習内容を行う、理A・文Aクラスも編成される。
特性コース
スポーツなどの分野に長けている者を主に対象しているコース。
六ヵ年一貫コース
横浜中学校からの進学者を対象にしているコース。なお、六ヵ年一貫コースには選抜クラスという、特進コースと同様に国公立・有名私立大学を目指すクラスが存在する。

校歌・校章[編集]

校歌

作詞:尾山篤二郎、作曲:箕作秋吉[2]1951年9月制定
校歌は硬式野球部が選抜高等学校野球大会全国高等学校野球選手権大会に出場した際に流れる為、神奈川県以外の都道府県でも知名度が高いことで知られている[3]。歌詞には、緩やかな阜(おか)が存在する富岡、絶崖(あず)の連なる磯子区屏風ヶ浦、当時は東洋一の商港であった横浜、といった地名が盛り込まれている[4]。また、一般的には、1番の歌詞が知られてはいるが4番迄が存在する[5]

 横浜高校学校 校歌

1)朝日直射す(ただす)富岡の阜 紺碧の波額に迫る 屛風ヶ浦の絶壁を隔てて 東洋一の商港横浜  世界をつなぐ海を朝夕 眼に眺めつつ勤しみ学ぶ 希望あれ輝け 横浜高校 (横浜高校)          

2)実に人類の希望をつなぐ 世界平和の理想に向ひ 世紀は既に半を越えぬ 世紀は正にスタート切れり 青春の血を傾け尽し 勤めよ吾等青年学徒 信念あれ 横浜高校 (横浜高校)

3)青春の血を想ひ起して 先ず何よりも学び取らんぞ エレクトーンあるはアトム 未来の為に人道の為 あらゆるもののさきはひのため 吾等が手もて科学せんかな 節義を持て愛あれ 横浜高校 (横浜高校)                     

4)夕日は彼方相模の山 茜に深く雲棚曳き 終業の鐘響き渡れば 斯くして今日も幸福なりき 吾等青年未来を信ず 明日も斯くまた変らず在らん 精励せよ高まれ 横浜高校 (横浜高校)


校章

校章のデザインは、創立者 黒土四郎氏の家紋及び横浜市章の外枠を組み合わせてデザイン化したものである。

制服[編集]

  • 一般的な詰襟型の学生服(黒色)
  • 夏季は学校指定のワイシャツ、またはポロシャツ
  • 靴は黒色の短靴、または白色のバスケットシューズ
  • 現在は、廃止されているが 制帽は認定品の旧一高型・三高型であった。

年間行事[編集]

  • 4月 - 入学式・始業式、オリエンテーション(高1)、新入生歓迎演奏会、到達度試験、創立記念日
  • 5月 - 中間試験、模擬試験、授業参観、学級懇談会
  • 6月 - 進学ガイダンス(高2)、実用英語検定、漢字検定
  • 7月 - 期末試験、スポーツ大会 、GTEC(高3)、夢ナビライブ 終業式、ニュージーランド海外語学研修(約3週間)、高校野球全校応援、夏期講座、水泳教室
  • 8月 - 全校登校日(21日)、部活動合宿 等
  • 9月 - 始業式、進路ガイダンス(高1)、防災訓練、生徒会役員改選
  • 10月 - 校外体験学習、 横校祭(文化祭) 、中間試験、 校外学習(3泊4日・高2)、模擬試験(高3)、到達度試験(高1・高2)、実用英語検定
  • 11月 - 授業参観・授業懇談会、漢字検定
  • 12月 - 期末試験 、高3講座、 映画教室、 終業式
  • 1月 - 始業式、1年生テスト 、ニュージーランド短期留学(約3ヶ月間)、センターリサーチ(高3)、漢字検定 、実用英語検定
  • 2月 - 模擬試験(高1・高2)、GTEC(高1・高2)、校内献血(希望者)
  • 3月 - 卒業式、学年末試験、地域奉仕活動 特別講座、文化芸術教室、防犯等講習会(高1)、終業式

横校祭[編集]

文化祭であり、例年の11月3日頃の土曜と日曜日に開催され(2012年に行われた70周年記念祭は、10月6日(土)と10月7日(日)に行われた)、横浜中学校及び横浜高等学校が共に行うことにより、横校祭と称される。内容としては、クラブ、クラス単位の発表、展示、報告、及び父母会勇志の製作品の展示及びその販売などである。中でも、応援指導部の吹奏楽部を交えた応援の実演披露は、甲子園で硬式野球部を応援するスタイルと同様な為に多くの観客を集める。 その他に、父母会主催の模擬店にて、飲物や物品(野球応援等の横高グッズとして、校名入りスポーツタオルや校名入り黄色メガホン)などの販売が行われ、開催期間中は、生徒用の学生食堂が一般来校者にも開放される。また、来校者としては、年齢や性別を問わずの老若男女が訪れるが、比較的に女子高校生の姿が目立つ[6]

部活動[編集]

運動部
全国大会のレベルの実績を持つのは、硬式野球部(春(センバツ大会)15回、夏(選手権大会)15回出場。1998年には明治神宮・国体を合わせた史上唯一の四冠達成)の他、アーチェリー部、バドミントン部、自転車競技部、剣道部、柔道部、アメフト部、水泳部など。現在は廃部となったが、レスリング部、ボクシング部もプロ選手を輩出している。近年ではバスケット部も力をつけてきている。
文化部
数々の入選実績がある書道部、写真部、全国俳句大賞で最優秀作品賞に輝いた俳句同好会、囲碁・将棋部も全国大会に出場。そのほか、前述のコンクール入賞や甲子園においての応援指導部及び吹奏楽部などがある。

応援歌[編集]

第一応援歌「新生の歌」、第二応援歌「白雲なびく」(得点時に)、第三応援歌、第五応援歌(チャンス時に)、第六応援歌「横高に勝利あれ」、「理想の旗」、「横高魂爆発 横高アトム」、「横高マーチ」、「ストーンブリッジ」、「B1」、「B」、「B2」等がある。また、新しく『新しき時代に』が加わえられるが、これは作詞、作曲をした慶應義塾大学OBより譲られたものである[7]

 白雲なびく

1)白雲なびく富岡の さ緑香る朝ぼらけ 意気にはばく若人が 学びの庭に集うとき 二千の健児颯爽と 起てり横高がわ母高  2) 3) 4)番まである。

 新生の歌

1)塵挨の世を何処にか 松も緑の山を負ひ 水清澄の湘南に 臨みて立てる我が母校  2)  3) 4)番まてある。

設備[編集]

  • 学習センター - 150人が宿泊可能な学習・研修施設
  • 小講堂 - 音響設備が完備されており、セミナーやミニ演奏会に活用。
  • 化学教室 - 好奇心に答える実験室とのことで、リクエストの実験もある。
  • コンピューター教室 - 2つの教室に100台のパソコンが各教科で活用される。
  • 自習室 - 土日、祝日、長期休暇中も、朝の6時から 夜の21時まで使用可能である。
  • 図書室 - 閲覧・自習スペースを備えた図書館で蔵書は2万5千冊位。
  • 学生食堂 - 平日は8時から16時まで、土曜日は14時まで(180円から450円ぐらい)。
  • 高校体育館 - 1階は柔道場と卓球場、2階は講堂/多目的体育館。
  • 多目的ホール - 剣道の授業寒稽古、剣道部の練習場。
  • 第1グラウンド - 1周200メートルのトラックがある。正門側のグラウンドで京浜急行本線より見えるのは、このグラウンドである。
  • 第2グラウンド - サッカー、ラグビー、アメリカンフットボール各部練習用。校地の西側に位置する。
  • プール - 25メートル×6コースの屋外プール。

同窓会[編集]

横浜高等学校(旧制横浜中学校)同窓生の近況、母校のニュースのお知らせと新しい同窓生の交流の場として設けられている。

歴代理事長・校長[編集]

学園長

  • 創立者: 黒土四郎

歴代学園理事長

  • 創立者: 黒土四郎
  • 第2代: 黒土将文
  • 第3代: 黒土創

歴代高等学校校長

  • 初 代: 黒土四郎
  • 第2代: 黒土創
  • 第3代: 平野伸夫
  • 第4代: 葛蔵造

歴代中学校校長

  • 初 代: 黒土創
  • 第2代: 平野伸夫
  • 第3代: 葛蔵造

卒業生[編集]

プロ野球選手[編集]

※選手名の前の★はタイトルを獲得、または表彰を受けた選手

硬式野球指導者[編集]

プロレスラー・総合格闘家[編集]

プロボクサー[編集]

アマチュアボクシング選手[編集]

自転車競技選手[編集]

競輪選手[編集]

その他スポーツ[編集]

芸能人[編集]

その他[編集]

交通[編集]

関連放送番組[編集]

関連書籍[編集]

  • 「ドキュメント 横浜vsPL学園」 朝日グラフ取材班 朝日新聞社
  • 「続ドキュメント 横浜vsPL学園」 朝日グラフ取材班 朝日新聞社
  • 「敵手」 降籏学著 講談社
  • 「監督術」 白夜書房
  • 「白球は奇跡を喚んだ」 渡辺元智著 報知新聞社
  • 「立ち上がれふり向くな」 渡辺元智著 報知新聞社
  • 「もっと自分を好きになれ!」 渡辺元智著 青春出版社
  • 「育成力 ダメなやつほどよく伸びる」 渡辺元智著

脚注[編集]

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  1. ^ 横浜高校の学校情報(高校受験パスナビ)(旺文社)の「ワンポイント情報」の冒頭に「6年一貫コースの内部進学生とは3年間別クラス。」と掲載されている。
  2. ^ 校歌の作曲を依頼した当時、横浜市金沢区在住
  3. ^ 春は学校持参の校歌、夏は朝日放送が編曲した校歌を流している。2000年に入り、試合中に必ず1度は、校歌が聞けるようになったため知名度を上げる一因にもなったと思われる
  4. ^ 校歌が出来た頃の、金沢区、磯子区周辺の風光明媚さが、歌詞より覗われ、昭和30年代末迄は、潮干狩りも出来た程である(現在は埋立地)
  5. ^ 1番の歌詞の結びは、希望あれ 輝け横浜高校、2番、信念あれ 道あれ 横浜高校、3番、節義を持て 愛あれ 横浜高校、4番は、精励せよ 高まれ 横浜高校、で結ばれる
  6. ^ 横浜高等学校が、第45回選抜高校野球大会にて初優勝をしてからの現象である(神奈川新聞 わが人生 渡辺元智43より)
  7. ^ 2012年10月7日に行われた第70回の横浜高校創立70周年記念祭にて応援指導部より披露された。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]