標準世帯

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標準世帯(ひょうじゅんせたい)とは、日本において夫婦子供2人によって構成されている世帯の形態を意味する言葉で[1]、元々は統計税金の試算などにおいて使われていた。

ここでの夫婦というのは会社員専業主婦という形である。旧総理府1969年家計調査では、有業者は世帯主一人だけと定義されている。1960年代以降は4人家族が急激に増え、子供の数は2人が主流になり、既婚女性は専業主婦という家庭が6割を占めた。このような世帯が標準世帯となったのは、これが当時に最も多かった世帯であったからだと考えられている[2]。だが標準世帯というのは減少し続けてきており、2010年時点では最も多い世帯の形態ではなくなっている。代わって最も多い世帯の形態は単身世帯となっている[3]

脚注[編集]