森の水車 (アイレンベルク)

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森の水車(もりのすいしゃ、Die Mühle im Schwarzwald)作品52は、ドイツ作曲家 リヒャルト・アイレンベルクサロン音楽及び娯楽音楽である。原題は「シュヴァルツヴァルト(黒い森)の水車」。

概要[編集]

森の中の水車が描かれた絵画、ニコライ・マコフスキー英語版画。
ピアノの前にいるアイレンベルク。この作品は元々ピアノ曲であった。


アイレンベルクの代表作であり、海外のみならず、日本でもしばしば演奏される人気の曲である。原曲はピアノ・ソロによる演奏で[1]、本人自身により現在のバージョンである管弦楽に編曲された。

ドイツには、「黒い森」を意味するシュヴァルツヴァルトという山地が広がっており、本作はこの山地にある水車を描いたものと思われる。

原題の「黒い森の水車」があまり使われない理由は、題名的に何かダークなイメージを想像させるからであろう。

作曲者アイレンベルクは、主に舞曲行進曲の作曲家であり、管弦楽のほかに吹奏楽軍楽も手懸けた。彼は1848年1月13日メルゼブルクで生まれ、1927年12月6日ベルリンで亡くなった。ベルリン郊外ポツダム近郊のシュターンスドルフにある墓地に埋葬されている。

関連作品[編集]

脚注[編集]