松島房次郎

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松島 房次郎(まつしま ふさじろう、生没年不詳)は江戸時代浮世絵版画の彫師

略歴[編集]

彫工房次郎、彫工房、松島房次郎刀、彫房、松島彫房、ホリ房次と号しており、名人房と呼ばれた。歌川広重3代目歌川豊国歌川国芳錦絵を担当している。

弟子に松島政吉横川竹二郎がおり、この系列から渡辺栄蔵小泉巳之吉小泉兼五郎遠藤定吉らが出ている。

作品[編集]

  • 歌川広重 「木曾海道六拾九次之内 贄川」 横大判 天保後期
  • 3代目歌川豊国・歌川国芳・歌川広重 「小倉擬百人一首」 大判揃物 弘化初期 この揃物中数図に名前がみられる。
  • 歌川国芳 「大願成就有ケ滝縞」 大判揃物 弘化初期 この揃物中数図に名前がみられる。
  • 歌川国芳 「東海道五十三対 藤枝」 大判 弘化期
  • 歌川国芳 「隅田川対高賀紋」 大判3枚続 嘉永5年

参考文献[編集]