東京都太田記念館

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東京都太田記念館(とうきょうとおおたきねんかん)は、東京都杉並区久我山二丁目にある施設である[1]。ジャーナリストの太田宇之助が寄贈した自宅敷地に東京都が建設した[2]。元々、中国の北京市から来た留学生のための宿舎であったが、2012年から韓国ソウル市、タイのバンコクなどアジア諸国出身の留学生も受け入れるようになった[1]。生活文化会という自治の組織があり、年に2回、東京都の担当職員と定例会を行っている[3]。毎年9月、設立者である太田宇之助の命日を謹む「偲ぶ会」を開いている[3]

沿革[編集]

かつて朝日新聞の上海、北京特派員をつとめた太田宇之助が、生前の1983年、2700平方メートルの自宅敷地を日中友好事業に役立てるため東京都に寄贈した[2][4]。土地の評価額は30億円ともいわれ[2]、都は7億円をかけて中国人留学生宿舎を建設し[2]、1990年に完成した[2]

施設概要[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 東京都太田記念館の管理・運営”. 東京都生活文化スポーツ局. 2022年11月4日閲覧。
  2. ^ a b c d e “中国留学生の宿舎が完成 元特派員の遺志生きる 東京・久我山”. 朝日新聞: p. (朝刊・東京版). (1990年4月4日) 
  3. ^ a b 生活”. 東京都太田記念館/管理事務室. 2022年11月4日閲覧。
  4. ^ “太田宇之助氏死去”. 朝日新聞: p. 13(夕刊). (1986年9月2日) 
  5. ^ a b c d 東京都太田記念館/管理事務室のホームページ”. 2022年11月4日閲覧。
  6. ^ 入居案内”. 東京都太田記念館/管理事務室. 2022年11月4日閲覧。
  7. ^ a b c d 施設”. 東京都太田記念館/管理事務室. 2022年11月4日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]