月刊アッコちゃん

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月刊アッコちゃん(げっかん-)は、1986年5月から1997年9月までの間月刊カドカワにて138回に渡り掲載された、矢野顕子による連載企画。

概要[編集]

月刊カドカワ時代[編集]

連載開始当時はモノクロ2ページ見開きで湯村輝彦がイラストレーションを担当。第3号(第3回)から上田三根子がイラストレーションを務め、第7号からは目次裏に移動、フルカラーとなり、「色付き壁新聞」のキャッチフレーズがついた。編集者は松山加珠子

冒頭の特集では、矢野と当時夫婦であった坂本龍一の日常生活、矢野の音楽活動のレポートのほか、矢野自らが社会科見学に訪れる「シティ・ウォーク・シリーズ」や、各界の著名人からのコメントを集めた「考えるシリーズ」などがあった。

また、連載内企画として、読者からの質問に答える『アッコちゃんの質疑応答』、こぼれ話コラム『アッコちゃんのひ・み・つ』などがあった。

その後[編集]

1999年1月から12月の間、HMVフリーペーパー「the music master」にて「月刊アッコちゃん」が復活した。

2009年には、矢野顕子オフィシャルサイトで「復刻版・月刊アッコちゃん」の連載が再開。

  • 第一回「はんぺんの将来を考えると、やのの将来が見えてくる?」
  • 第二回「This is a pen?」
  • 第三回「その人の人間の部分が出ちゃう企画が好き」
  • 第四回「復活「月刊アッコちゃん」はちょっと社会派で行きます」
  • 第五回「ニホンゴワカリマスカ?」
  • 第六回「天才バカボンを探せ! x アーティスト、ロビン・ジョイさん」
  • 第七回「アッコちゃんの見学ルポ・マンハッタン超高層アパート編」

また、松山氏が編集を務めるカドカワつばさ文庫のテーマ曲「本をひらくと」は、矢野顕子による作曲及び実演。

単行本[編集]

すべて角川書店から発行。

書籍[編集]

  • 家庭版アッコちゃん (1989年4月30日)
創刊号~29号(1986年5月号~1988年8月号)まで収録。
  • アッコちゃんスタイルブック (1991年)

文庫[編集]

  • 月刊アッコちゃん 峠のわが家編 (1994年1月25日)
創刊号~24号(1986年5月号~1988年3月号)まで収録。
  • 愛をつれて会いに行こう 月刊アッコちゃん2 (1994年7月25日)
第25号~45号(1988年4月号~1989年12月号)まで収録。
  • 愛は海山越えて 月刊アッコちゃん3 (1994年11月25日)
第46号~66号(1990年1月号~1991年9月号)まで収録。
  • きょうも一日楽しかった (1996年7月25日)
1991年10月号~1995年5月号まで収録。
  • 街を歩けばいいことに当たる (1997年7月25日)
1992年3月号~1997年3月号の掲載分から、シティー・ウォーク・シリーズを中心に収録。
  • 愛について考える毎日 (1998年)
1992年1月号~1997年9月号の掲載分から「考えるシリーズ」を中心に収録。

外部リンク[編集]