志引峠

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国道429号標識
志引峠
標高 685[1] m
所在地 兵庫県宍粟市岡山県美作市
山系 中国山地
通過する交通路 国道429号
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志引峠の位置(兵庫県側)
志引峠の位置(兵庫県側)
志引峠
志引峠

志引峠(しびきとうげ)は、岡山県美作市兵庫県宍粟市の境にある。北の後山(1344.4m)と南の日名倉山(1047.1m)とを結ぶ稜線上にあり、氷ノ山後山那岐山国定公園内にある[1]国道429号が通る。

地理

近隣で兵庫県と岡山県を結ぶ峠としては、志引峠の北側にある「上乢」(739m)が後山と日名倉山のあいだにあり、「奥海越(おねこし)」、「千合地峠」が日名倉山と船越山のあいだにある。このほか、志引峠の西1kmほどの地点には「奥海乢(おねみたわ)」があり、美作市佐用町を結んでいる。

峠は兵庫県側で千種川の上流域の支流である西山川、岡山県側からは吉井川水系・吉野川の支流である後山川のが迫っている。

歴史

志引峠の兵庫県側にあたる日名倉山の北東麓には、風化の進んだ石英閃緑岩の露頭が多い[2]。石英閃緑岩が風化すると砂鉄を多く産出するようになり、このあたりは高品質の砂鉄の産地だった[2]。このあたりで産する鉄は千種鉄(千種鋼とも)と呼ばれ、日本刀の原料として古くから珍重され、明治期まで生産されていた[3][4]備前長船勝光長船宗光らが用いたものも千種鉄である[3]。志引峠は播磨国美作国を結ぶ峠の中で、この千種鉄の輸送路として重要視されてきた[1]

現状[編集]

峠より西側(美作市側)は2車線あり広い道路であるが、それに比べて東側(宍粟市側)はセンターラインのない区間が多く狭い道路である。なお、峠より西側は10月の夜間に鹿がよく出没するので注意が必要である。

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c 角川日本地名大辞典28 兵庫県』p730「志引峠」
  2. ^ a b 角川日本地名大辞典28 兵庫県』p1266「日名倉山」
  3. ^ a b 角川日本地名大辞典28 兵庫県』p941-943「千種」「千種川」
  4. ^ 宍粟市 企画総務部 秘書広報課 「宍粟市について」沿革 2015年12月31日閲覧。

参考文献[編集]

関連項目[編集]