後期 (細胞分裂)

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Anaphase.svg
後期の細胞

後期(Anaphase)は、有糸分裂または減数分裂において、染色体が分裂し、姉妹染色分体が細胞の両極に向かって移動する段階である。

後期は、細胞分裂の期間の約1%を占める。中期から後期への遷移は、制御されたトリガーによって開始される。中期は、Bサイクリンの破壊によって終わる。中期のサイクリン依存性キナーゼの活性に必要なBサイクリンは、ユビキチンによって標識が付けられ、プロテアソームによって分解される。後期は、後期促進複合体(APC)がセキュリンと呼ばれる阻害シャペロンをユビキチンで標識すると始まる。セキュリンは、セパラーゼとして知られるプロテアーゼを阻害するタンパク質である。セキュリンの分解によりセパラーゼが活性化し、姉妹染色分体を結び付けていたコヒーシンが分解される[1]セントロメアは分離し、新しい娘染色体は極に向かって引っ張られる。引っ張られる時は、V字型を取る。

新しい染色体が細胞の両側に到着すると、動原体紡錘体がそれぞれ徐々に持ち上がり、細胞は楕円形になる[2]

後期が完了すると、細胞は終期に向かう。

関連項目[編集]

出典[編集]

  1. ^ The Cell Cycle”. Kimball's Biology Pages. 2012年12月9日閲覧。
  2. ^ Hickson, Gilles R X; Arnaud Echard; Patrick H O'Farrell (2006年). “Rho-kinase Controls Cell Shape Changes during Cytokinesis”. National Center for Biotechnology Information 16 (4): 359–70. doi:10.1016/j.cub.2005.12.043. PMC 1525334. PMID 16488869. http://www.pubmedcentral.nih.gov/articlerender.fcgi?tool=pmcentrez&artid=1525334.