小野塚知二

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

小野塚 知二(おのづか ともじ、1957年 - )は、日本の歴史家経済学者東京大学教授

略歴[編集]

神奈川県立希望ヶ丘高等学校卒業、1981年東京大学経済学部卒業、87年東京大学大学院経済学研究科第2種博士課程単位取得退学。1987年東京大学社会科学研究所助手、1990年横浜市立大学商学部専任講師、91年助教授、1996年東京大学経済学研究科・経済学部助教授、2001年7月教授。博士(経済学)[1]

役職[編集]

政治経済学・経済史学会 理事(2017-現在)。 東京大学経済学図書館長(2017-2019)、東京大学アジア研究図書館長(2018-現在)[2]、東京大学日本料理グローバル研究連携ユニット(GUSTO JC)代表(2018-現在)[3][4]

専門[編集]

西洋経済史。主な研究テーマは、近現代ヨーロッパ社会経済史とイギリス労使関係・労務管理史で、機械産業史、音楽社会史[5]、食文化史[6]、兵器産業・武器移転史[7]、第一次世界大戦、「野良猫のいる社会と野良猫のいない社会」[8][9]など。

著書・共編著[編集]

  • 『クラフト的規制の起源 -19世紀イギリス機械産業-』有斐閣、2001年.
  • 『西洋経済史学』(馬場哲と共編)東京大学出版会、2001年.
  • 『日英兵器産業とジーメンス事件-武器移転の国際経済史-』(奈倉文二横井勝彦と共著)日本経済評論社、2003年.
  • 『大塚久雄『共同体の基礎理論』を読み直す』(沼尻晃伸と共編著)日本経済評論社、2007年.
  • 『自由と公共性 -介入的自由主義とその思想的起点-』(編著)日本経済評論社、2009年.
  • 『軍拡と武器移転の世界史 ―兵器はなぜ容易に広まったのか』(横井勝彦と共編著)日本経済評論社、2012年.
  • 『第一次世界大戦開戦原因の再検討 ―国際分業と民衆心理』(編著)、岩波書店 2014年.
  • 『労務管理の生成と終焉』(榎一江と共編著、法政大学大原社会問題研究所叢書)日本経済評論社、2014年.
  • 『大塚久雄から資本主義と共同体を考える ―コモンウィール・結社・ネーション― 』(梅津順一と共編著)日本経済評論社、2018年.
  • 『経済史:いまを知り、未来を生きるために』有斐閣、2018年.

論文[編集]

人物[編集]

昨今の教授にしては珍しく、学部の講義では一切スライドを使わずに旧来式の板書と口頭による講義形式をとる。学部生向けの講義でスライドを用いると,学生が内容を充分に理解し,消化するよりも速く講義が進んでしまうと考えているからで、板書と講義内容を各自がノートに筆記することを促している。もともと勉強が嫌いであったが、嫌いなものを嫌いなまま放置するのが我慢できない性格であったことから、好きになるまでやってみようと研究に没頭した。(「その結果思っていたよりも研究が面白く、もう少し続けてやってみるかという気持ちになった。」と学生との対談型インタビューで語っている。) 本人曰く現在も勉強は嫌いであるが、好きになると「もういいか」とやめてしまうかもしれず、嫌いなまま面白いことを次から次に見つけていくから続けられているとの持論がある[10]

脚注[編集]

  1. ^ 小野塚 知二 - 研究者 - researchmap”. researchmap.jp. 2019年11月5日閲覧。
  2. ^ 東京大学アジア研究図書館” (日本語). 東京大学附属図書館. 2019年11月5日閲覧。
  3. ^ SHIBUYA SCRAMBLE SERIES vol.3 SHIBUYA QWS Presents Question Conference 未来の食「わたし達は何を食べていくの?」” (日本語). 100BANCH. 2019年11月5日閲覧。
  4. ^ 東京大学 日本料理グローバル研究連携ユニット (GUSTO Japanese Cuisine)”. www.onozukat.e.u-tokyo.ac.jp. 2019年11月5日閲覧。
  5. ^ metalofheavy (1302685647). “フォーラム設立趣意書” (日本語). 音楽と社会フォーラムのブログ. 2019年11月5日閲覧。
  6. ^ 小野塚, 知二 (2001). “イギリス食文化衰退の社会経済史的研究”. 食生活科学・文化及び地球環境科学に関する研究助成研究紀要 17: 63–73. ISSN 1345-0115. https://ci.nii.ac.jp/naid/40006345153. 
  7. ^ 兵器産業・武器移転史フォーラム”. www.onozukat.e.u-tokyo.ac.jp. 2019年11月5日閲覧。
  8. ^ 野良猫のいる社会といない社会 | 広報誌「淡青」37号より” (日本語). 東京大学. 2019年11月5日閲覧。
  9. ^ 日本ペットサミット 【J-PETS】”. www.j-pets.jp. 2019年11月5日閲覧。
  10. ^ 第3回:小野塚知二(東京大学経済学部教授)インタビュー | 新しい大学選択” (日本語). 2019年11月5日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]