好転反応

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好転反応(こうてんはんのう)とは、もともとは東洋医学(按摩や鍼)で使われる用語で、治療の過程で一時的に起こる身体反応のこと(反応の程度はさまざまである)。

東洋医学における好転反応[編集]

漢方、鍼 では瞑眩反応"と呼ばれる。治療過程において頻繁に起きることなので、事前に説明がされることが多い。

慢性的に疲労していた筋肉がほぐれ、溜まっていた老廃物血液中に流れること等が要因として考えられる。だるさや眠気ほてり等を感じるケースが多い。眠気が生じると不眠症が治ったと勘違いしてしまうことがある。他、発熱下痢発疹などに現れることもある。また、老廃物が尿として排出されるため、その色が濃くなったりする。その他にも、主訴となる症状が一過的にぶり返したかのように見える場合もある。

瞑眩は、東洋医学の瞑眩(「めんけん」または「めんげん」)という漢方用語が元になった言葉と考えられている。この瞑眩という言葉は中国古典『四書五経』のうちの『書経』にもみられる。

漢方の世界では、体の悪い個所が良くなる反応を「瞑眩現象」とか「好転反応」といい、良い漢方薬かどうかは、この「好転反応」が出ることで判断されています。

日本の古典、高慢斉行脚日記下巻に「もし、めんげんせずんば、その病いえず」とあり、薬の効き目は「めんげん現象」があって初めて確認でき、これは病気が治る先駆けであることを著しています。

2. 還元力による「好転反応」(還元反応)

人間の体は、悪い酸素の仲間によって酸化され、それが病や老化、美容障害の原因となります。しかし、酸化した体は優れた還元力のある食べ物を食べると、酸化した体のサビを取り、元のきれいな体に戻すことができます。この時に起こる反応が「好転反応」であり、「還元反応」ともいいます。

酸化された体に強い還元力が入ると、まず初めに体に残留している有害物や生体に不要な異物、老廃物を排泄しようとする浄化作用が働きます。体液がきれいになると、次いで細胞をきれいに蘇らせる新生作用が働きます。すると細胞は、本来の機能を回復するので、免疫力や抵抗力を高め、本来の自然治癒力を回復させて体の悪い個所を修復します。高い還元力をもったパワーが引き起こす、この浄化作用や新生作用が「好転反応」といわれるものなのです。

3.「副作用」と全く異なる「好転反応」

      「好転反応」は、薬によって引き起こる副作用とは異なります。例えば、風邪薬を飲んで胃を悪く
      するように、患部以外の問題のないところが副次的に悪くなるのが副作用です。
      これに対し「好転反応」は、体の悪い個所に現れます。その悪い個所が一時的に更に悪くなる状態
      で現れます。
      高血圧の人は、一時的に更に血圧が上がり、糖尿病に人は一時的に血糖値が上がります。これは、
      弱った細胞の老廃物や有害物が高い還元力で一気に排泄されるために出る好転反応で、この反応が
      出るとまもなく、症状は快方に向かいます。
      また、顕著な例がアトピー性皮膚炎です。酸化した体のサビが還元力によって取れ始めると、全身
      アトピーの症状が強く出てきます。そして、体に残留している悪いものを全て体の外へ出す排泄作
      用が現れます。悪い個所がピンク色に腫れ、かゆみも強まります。
      しかし、この段階が終わればたちまち良くなります。また「好転反応」は、昔ケガをしたとか、手
      術したという個所にも現れます。これは、その個所が完全に修復されていなかったことを表してい
      ます。還元力によって、細胞が活性化されたために起こる良くある反応なのです。
      「好転反応」は人によって千差万別ですが、何度か繰り返します。初めに強く出ますが、繰り返す
      度に弱くなっていきます。

4.「好転反応」の一般的な現れ方

① 水のような下痢

高い還元力のあるものを食べると、そのパワーが直接消化器系統に強く働くため、浄化作用の反応がすぐに出てきます。腸壁にへばりついている老廃物や不純物のある場合は、それを還元力で無毒な水に変えて、一気に外へ出すために水のような下痢をします

② 眠気・倦怠感・疲労感・盛んな排尿

食べてから比較的に早い時期に、血液の浄化が始まるための反応が出てきます。

ちょうど適度な運動をしたような感覚で血液の解毒作用が盛んになり、無毒な水に変える作用が働くため、盛んな排尿になって現れます。

③ 目やに・湿疹・かゆみ・にきび・吹き出物・発熱・一時的な便秘

血液に還元力が届き、やがて体液を浄化する過程に入ると、体液を汚しているものを解毒、排泄する作用が働いて起こる「好転反応」が出ます。この時期の反応は、健康状態や体質によって出る時期は異なりますが、比較的に早い時期に出てきます。

④ 吐き気・頭痛・胃痛・腰痛・背中の痛み

血液や体液がきれいになると最終的に細胞のサビ取りが始まります。細胞は、常に新しく生まれ変わることを繰り返していますが、体液がきれいになると細胞もきれいに生まれ変わることができます。

つまり、本来の機能が果たせる元気な細胞に生まれ変わるのです。これを新生作用と言います。その結果、免疫力や抵抗力が増し、本来の自然治癒力を発揮できるようになるので、悪い個所がどんどん修復されます。

この時期に「好転反応」が現れます。「好転反応」の中でももっとも強い反応が出ますが、耐えられないほど痛む場合、食べる量を半分、又は1/3に減らして治まるのを待ってください。治まったらまた元の量に戻します。この間に食べることを絶対止めないで下さい。還元体質に戻った状態を維持する必要があるからです。

体質改善反応とその過程

<要約>

食事の改善をはじめ、なんらかの体質改善策を実行することにより、 自然治癒力が回復され、不健康な身体及び、 各臓器が健康状態を取り戻すまでに起こるいくつかの体質改善現象があります。 これを自然治癒反応(体質改善反応)といいます。

自然治癒反応(体質改善反応)には特異性がないという点で、 特異性をもつ医薬品の常用による副作用と区別できます。

「初期化反応」

 体の中に長期間、お血として蓄積された汚れが取れ、 体質改善が開始されることによって、症状が初期の状態に戻っていきます。

1) 弛緩反応 今まで病的状態でいた臓器が、本来の機能を回復し始めると、 他の臓器はその病的状態の臓器に合わせて活動していたので、 一時的に各臓器官同志のアンバランス状態が起きます。 少し経つと安定してきます。 (症状… だるい・めまい・倦怠感)

2) 過敏反応 急性の症状が慢性になって、慢性の状態で安定しているとき、 病気に対して強力な援助が加わると、慢性の前の急性状態に一時的に戻ります。

また、数カ所が調子悪い場合、例えば、胃、腸、肝臓と三つの調子が悪いときは、 最初に一番悪い所に反応が出始めて、初めに反応したところが改善されると、 次に悪いところが反応を感じてくるというように、順序良く体が反応します。 (特に… リウマチ・神経痛・通風など)

時間をかけて根気良く症状の反応を見る必要があります。 (症状… 便秘・下痢・痛み・ただれ・発汗)

3) 排泄反応 体の解毒作用の現れで、体内の老廃物毒素、疲労素を分解排泄するとき出る反応です。 汗、尿、便、皮膚に反応が現れます。 (症状… 吹き出物・発疹・皮膚の変化・目ヤニ・尿の色の変化)

4) 回復反応  今まで血行の悪かったところが改善され、うっ血していたところが改善されます。 うっ血して汚れた血液が一時的に体に回り始めるとき現れます。 血液が浄化され、血行が良くなるにつれ、体の調子は良くなります。 (症状… 発熱・痛み・吐き気・腹痛・だるい)


「良化反応」 初期化反応が進み、各臓器、器官の回復が整い、 全身レベルでの生体の戦いが始まり、慢性状態を急性状態に高め、

自然治癒力が加速度的にわき出してくる状態(過敏反応)、 そして血液が浄化され新しい細胞が復活し、症状が急激に回復します。 (回復反応)

「暝眩反応」 病気の初期の状態に戻り、さらに全てのお血が浄化され、 体質の改善が完全に終了し、本当の健康状態に到着し、快適な状態に達成します。


以上の一連の経過によって、体質改善が進行し、症状が回復します。 そして、それは個人により全く異なるものです

脚注・出典[編集]

外部リンク[編集]