奥村正子

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奥村 正子(おくむら まさこ、1930年[1] - )は、日本のパワーリフティングベンチプレス選手。神奈川県横浜市出身[2]。1945年5月29日の横浜大空襲を体験。交通事故で負傷した夫のリハビリのつきそいでトレーニングジムに行ったのがきっかけとなり、73歳でベンチプレスを始める。

2013年、83歳の時に初めて出場した世界マスターズベンチプレス選手権(60歳以上、47㎏級)で優勝。2014年の世界大会(開催地イギリス)、2015年の世界大会(開催地アメリカ)でも優勝し、3連覇を果たす。

2017年、脳梗塞(ラクナ梗塞)の治療で世界大会出場を断念。その直後に長年共にトレーニングに励んできた夫に先立たれる。逆境の中、2017年の全日本大会で優勝し、2018年世界大会で復活優勝を果たす。2019年、初めて日本(成田市)で行われた世界大会で5つ目の金メダルを獲得。日本記録(50㎏)と世界記録(45㎏)を持ち、非公式ではあるが、85歳の時に60㎏のベンチプレスに成功している。マスターズ最高齢で記録を更新している[2][1]

2020年東京オリンピックで聖火ランナーを務める夢も持ち、テレビ朝日系列で放映している「東京応援宣言」では、松岡修造と対談も行う。

かつては、住友金属工業株式会社鹿島製鉄所パワーリフティング部に所属していた[2]。現在は、茨城県水戸市の「OLIVA・ボディビル&フィットネスクラブ」に所属。パラリンピックのベンチプレス日本代表・三浦浩選手を尊敬。試合前に長渕剛の「とんぼ」で気合いを入れている。初の著書となる『89歳、人生なんだってできるのよ!』には、「年をとるのを不安に思う必要はないのよ!」「気持ちまで年をとる必要はない!」「人生なんとかなる!」が信条と記述されている。「お年寄りやこれから年をとる人たちに元気を届けたい!」という想いでバーベルを挙げ続けている。

脚注[編集]

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  1. ^ a b 日本記録更新履歴、日本パワーリフティング協会
  2. ^ a b c 市報かしま 2006年 3 / 20 269 号(オリジナルのアーカイブ)、鹿嶋市