大周天

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大周天(だいしゅうてん)は煉丹術気功法)の一つ。小周天に習熟した後に行われるもので、気功の中でも高度な技法であるとされる。

小周天が自分の身体に周りに気を通すのに対し、大周天では気によって人間と天地=大宇宙との交流を行う。天の気を百会から取り込んで衝脈に流し、両足と仙骨を通して大地へと出す。そして大地の気を両足と仙骨から取り入れて衝脈に流し、百会から出すというプロセスになる。

任督二脈に気を巡らすものを小周天、手足全体に巡らすものを大周天とする見方もある。

道家の大周天[編集]

大周天は元々は中国において道教および道家によって伝えられてきた修行法の一つ。小周天は後に仏家にも伝わり、中国のいわいる仏門気功の間で伝えられている流派も多い。方法論は流派によりバリエーションがあるが、基本的に小周天の後に続けて行うもので、手足の経絡に気を流す事を大周天と呼ぶのが主流である。

日本の大周天[編集]

上記のように中国では基本的に全身の経絡に気を流す事を大周天と呼ぶが、日本では独自に大周天の概念が定義され今に至っている。道家の小周天、大周天はともにまず気を取り入れてから行う。しかし日本では大周天が枯渇しない気を取り入れる方法論として定着している。小周天においても日本では気を取り入れてから行うと言う概念が無い。

日本の大周天は中国における出神とよばれる功法を指している事が多い。「衝脈を突き抜け、天地の気とつながった状態を指す。」「上下のチャクラを開いて中脈の気を通す。」「腹部の光の玉を眉間から出し、宇宙へ飛ばし腹部に戻す。」など、自己感覚の拡大によって気を取り入れる方法論を総称して大周天と呼ぶようになった。