多肢選択法
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多肢選択法(たしせんたくほう)とは、3つ以上の選択肢の中から正答となるものを選択させるテストの方式[1]。客観テストの一種であり、20世紀初頭から知能検査や学力検査で使われ始めた[2]。アンケート調査でも、予想される回答パターンを複数用意して提示する質問形式があり、これも多肢選択法といわれる[3]。
1910年代から1930年代に盛んだった教育測定運動の中で開発され、知能検査や学力テストに取り入れられていったものであり、諾否法(〇×式)、組み合わせ法などとともに客観テスト方式の代表例に挙げられる[1][2]。選択肢が2つのものは諾否法に分類され、3つ以上からが多肢選択法といわれる[1]。
問題に対して、正答となる選択肢と誤答となる選択肢を提示するものであり、口頭試問や論述試験方式と異なり、採点者による主観が含まれない客観的評価が可能である[1][4]。一方で、その性質上、問題と正答のほかに、相応の説得力・それらしさを持つ誤答の選択肢を作成することが必要であり、テストの制作者側にも作問の知識・技術が求められる[1][4]。また、知識に基づかない偶然による的中があることも考慮する必要がある[5]。
脚注
[編集]- 1 2 3 4 5 『現代教育評価事典』金子書房、1988年、399-400頁。ISBN 978-4-7608-2256-0。
- 1 2 梶田叡一『教育心理学への招待』ミネルヴァ書房、1995年、158-159頁。ISBN 978-4-623-02531-2。
- ↑ 『社会調査ハンドブック 第3版』有斐閣、1982年、326頁。ISBN 978-4-641-09621-9。
- 1 2 金井達蔵、石田恒好『教育評価の技術 新版』日本図書文化協会、1981年、54-55頁。ISBN 978-4-8100-1076-3。
- ↑ 『新 学校用語辞典』ぎょうせい、1993年、741-742頁。ISBN 978-4-324-03480-4。