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原発性腫瘍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

原発性腫瘍(げんぱつせいしゅよう)とは、がん化が始まった解剖学的部位で成長し、がん性腫瘤を生じる腫瘍のことである。ほとんどのがんは、発生部位で拡大するが、その後、体の他の部位に転移して広がる。これらのさらなる腫瘍が二次性腫瘍である。

例えば乳がん肺がんのように、他の部位に転移した後も、その原発部位の名前を冠して呼ばれ続ける。原発不明がんは、二次的な腫瘍が見つかっても、元の原発部位が特定できないがんである。

脚注

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  • The Biology of Cancer. New York: Garland Science. (2007). ISBN 978-0-8153-4076-8