佐々木健 (ピアニスト)

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佐々木 健(ささき けん、1943年9月14日 - 1991年8月10日)は、日本ピアニスト。パリを拠点に、ヨーロッパで活躍した。

経歴[編集]

ペール・ラシェーズ墓地にある墓標

宮城県仙台市出身。1966年東京芸術大学を卒業し、ポーランド文化省の奨学金を得てショパン音楽アカデミーに2年間留学。ズビグニェフ・ジェヴィエツキおよびDanuta Lewandowskaポーランド語版に師事。その後フランスに移り、ヴラド・ペルルミュテールに師事[1][2]

パリ4区に居を構え、フランス、ポーランド、オランダ、スイス、オーストリア、ドイツ、アメリカなどで演奏活動を行なった。1972年には、ロンドンウィグモア・ホールで公演。1984年には、優れたショパンの演奏家に送られるStefania Niekrasz Prizeを受賞している[2]

旧居を示す石板

1991年、47歳で死去。遺体はペール・ラシェーズ墓地に埋葬されている。

脚注[編集]

  1. ^ 明治~平成, 新撰 芸能人物事典. “佐々木 健(ササキ ケン)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2024年1月7日閲覧。
  2. ^ a b appl (2021年2月16日). “Cimetière du Père Lachaise - APPL - SASAKI Ken (1943-1991)”. Cimetière du Père Lachaise - APPL. 2024年1月7日閲覧。