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今泉和也 (考古学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

今泉 和也(いまいずみ かずや ‐ )は、日本考古学者メソアメリカマヤ研究者。

来歴

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2007年に北海道大学文学部を卒業し、引き続き同大学大学院に進み、2010年3月に文学研究科博士前期課程を修了する[1]

2011年 - 2013年にグアテマラの世界複合遺産であるティカル国立公園にて考古学者として勤務した(青年海外協力隊[要出典][1]。日本に帰国後は金沢大学客員研究員、日本学術振興会特別研究員を務めた[1]。2016年よりティカル国立公園にて継続的に発掘調査を実施している。

2019年に北海道大学大学院にて博士(文学)を取得(論文タイトルは『古典期前期マヤにおける国家形成の研究:三足円筒土器と「テオティワカンの影響」』[2][3])。同年4月より2021年3月まで、北海道大学文学研究院専門研究員となる[1]

2021年に、自然科学や経済学、社会学等で広く見られる冪乗則が、ティカル遺跡のマウンドサイズ分布や、日本の前方後円墳の墳長分布、江戸時代の収入や間取りの分布において見られることを確認し、冪乗則が現代社会だけではなく古代から人類社会に普遍的に見られる法則性である可能性を指摘した。またこの冪乗則グラフから得られる数式を基盤として分析を行う考古物理学を提唱し、ティカル遺跡における発掘調査によって実証を目指している[4]。同年4月より明治大学文学部特別研究員[1]

著書

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  • 「第4章 マヤ文化ー先古典期と古典期、コラム群(ティカル、コパン、パレンケなど)」『メソアメリカ文明ゼミナール』勉誠出版 2021年(分担執筆)

脚注

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  1. ^ a b c d e 今泉和也 - research map
  2. ^ 国立国会図書館. “博士論文『古典期前期マヤにおける国家形成の研究 : 三足円筒土器と「テオティワカンの影響」』”. 2023年4月7日閲覧。
  3. ^ 国立国会図書館. “博士論文『古典期前期マヤにおける国家形成の研究 : 三足円筒土器と「テオティワカンの影響」』”. 2023年4月7日閲覧。
  4. ^ 「Archaeophysics and the Ancient Power Law」『日本科学若手研究会』2号 日本科学若手研究会 pp.2-8