五月幟

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五月幟(ごがつのぼり、さつきのぼり)とは、男児が生まれたことを天の神に告げその守護を願い、両家の家紋を入れ立てられる空高く。5月5日の端午節句の飾りとして用いる[1]。その幟を五月晴れの空に向けて立てる事から五月幟または、武者絵幟、節句幟と呼ばれる。

裏筒描き
錘馗

五月幟の図柄には、の滝昇り、牛若丸弁慶日本武尊、賤ヶ嶽七本槍、七福神宇治川、富士の巻き狩り、川中島、竜虎、太閤加藤、鍾馗幟などがある。また戦時中は、肉弾三勇士日清日露などを描いた図柄も用いられた。

幟の制作方法は

  • 手描き幟 - 一枚ずつ手描きで作る絵画的な五月幟   
  • 筒描き幟 - 筒に防染糊を入れ先端から押し出して図柄を描いていく五月幟

筒描き武者絵のぼり 

がある。

脚注[編集]

  1. ^ "五月幟". 日本大百科全書. コトバンクより2022年2月27日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]