三石官邸

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三石官邸の位置(北朝鮮内)
平壌
平壌
三石
三石
三石官邸の位置(北朝鮮)

座標: 北緯39度06分03秒 東経125度58分25秒 / 北緯39.100792度 東経125.973637度 / 39.100792; 125.973637

三石官邸(サムソクかんてい、英語: Samsok Supreme Residence[1])または三石招待所(サムソクしょうたいじょ)は平壌直轄市三石区域に所在する朝鮮民主主義人民共和国官邸

概要・立地[編集]

北朝鮮の最高指導者とその近親者のための個人的な邸宅である[1]。市域北東の三石区域に所在する[注釈 1]。平壌の中心市街までの距離は、21キロメートルであり、大同江に面している。

金正日の本宅といわれる大豪邸、龍城官邸が建設されたのち間もなく完成した[1]。完成時期は、「苦難の行軍」と呼ばれた1997年から1998年にかけてと考えられている[1]。金ファミリーの豪華な別荘は北朝鮮全土に点在するが、三石の別荘は金正日のために建設された最後の邸宅といわれる[1]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 三石区域には,よど号ハイジャック事件の犯人家族が住む通称「日本人村」がある。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e DPRK Leadership Complex”. Wikimapia. 2022年2月10日閲覧。

参考文献 [編集]

  • 藤本健二『金正日の料理人 間近で見た独裁者の素顔』扶桑社〈扶桑社文庫〉、2008年12月。ISBN 978-4-594-05846-3 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]