三池淵

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三池淵(さむじよん)は両江道三池淵市の白頭山の天池から南東に約40km離れた場所にある3つの池である。南西端にある池の面積は0.36km 2、周囲は2.3km、最大水深は3.8mで、その北東に0.04km 2、0.06km 2の池がある。

概要[編集]

三池淵は約100万年前には北に流れる川だったが、北胞胎山から吹き出した火山噴出物と白頭山から出た軽石によって堰き止められて湖となった。流れ込む河川も流れ出す河川もなく、雪と雨水、湧水によって満たされる。白頭火山帯の影響で湖底から温泉が湧き出るため、三池淵の平均水温は23℃と高い。

大日本帝国が国境地帯の安全保障のために恵山と茂山を結ぶ道路を1938年に開設し、自動車でのアクセスが可能になり、観光客が増えた[1]

1980年1月に天然記念物第347号に指定された。

関連項目[編集]

脚注[編集]