三つ目入道

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葛飾北斎北斎漫画』より「三つ目入道」

三つ目入道(みつめにゅうどう)は、3つの目を持つ入道()の姿をした日本妖怪

明治時代東京府(現・東京都神田区の神田元柳原町に三つ目入道が出現した事例が、錦絵新聞東京日日新聞』第445号に記事として報じられている。1873年8月4日明治6年)午前3時頃、梅村豊太郎という男が地震で目が覚めた後に寝つけずにいたところ、一緒に寝ていた子供が突然激しく泣き出した。何事かと思ったところ、枕元に三つ目の怪僧が立っており、しかも次第に巨大化し、天井を突き破るほどの大きさとなった。しかし度胸の据わった豊太郎は怪僧の裾を引っ張って力任せに倒したところ、その正体は古狸だったという[1]

また長野県東筑摩郡の教育委員会の調査による資料では、同郡に伝わる妖怪として「人前で踊るもの」とされているが、それ以外の記述はなく、詳細な特徴などは不明[2]

江戸時代後期の黄表紙においては見越し入道の一種として、首の長い三つ目の妖怪がしばしば描かれている[3]

脚注[編集]

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  1. ^ 湯本豪一『図説 江戸東京怪異百物語』河出書房新社〈ふくろうの本〉、2007年、90頁。ISBN 978-4-3097-6096-4
  2. ^ 日野巌・日野綏彦「日本妖怪変化語彙」『動物妖怪譚』下、村上健司校訂、中央公論新社中公文庫〉、2006年、301頁。ISBN 978-4-12-204792-1
  3. ^ 京極夏彦多田克己編著『妖怪図巻』国書刊行会、2000年、140-142頁。ISBN 978-4-336-04187-6

関連項目[編集]