ロバート・アール・ヒューズ
ロバート・アール・ヒューズ | |
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| 生誕 |
1926年6月4日 アメリカ ミズーリ州 モンティセロ |
| 死没 |
1958年7月10日（32歳） アメリカ インディアナ州 ブレーメン |
| 著名な実績 | 補助なしで歩いた人類最重量、生きていた世界最重量人物 |
ロバート・アール・ヒューズ（1926年6月4日 - 1958年7月10日）は、アメリカ人男性で、486キロで、記録上、存命中もっとも重い人間であった[1]。彼は今でも、介助なしで歩ける世界で最も重い人間である。
生い立ちと家族[編集]
ロバート・ヒューズは、エイブラハム・ガイ・ヒューズ（1878-1957）とジョージア・アリス・ウィーザービー（1906-1947）の息子としてミズーリ州モンティセロで生まれた。体重は5.1キロと、「重かったが異常ではなかった」と家族は話している[2][3]。また、「生後5ヶ月で百日咳にかかるまでは、ごく普通の赤ん坊だった」とも話している[4]。百日咳は、彼の異常な体重増加に一役買ったと考えられている。6歳の時の体重は79kg、10歳の時の体重は170kgだった。
一家はロバートが生後6ヵ月のときにイリノイ州フィッシュフックに引っ越した[2]。また、彼には2人の弟がいた。
コンディション[編集]
生前、彼は地球上で最も体重の重い人間だった。多くの体重超過者とは異なり、彼はベッドに寝たきりになることもなく、今日に至るまで、最も重い人間が歩いたという記録を保持している。ヒューズの激太りは甲状腺の破裂が原因だった。ピーク時の体重は486kg、胸囲は3.1mだった。
職業[編集]
ヒューズは自分の写真を売って収入を得ていた[2]。大人になってからも、ヒューズはカーニバルやフェアにゲスト出演していた[4]。27歳の時[5]、彼は巡回ロードショーに参加し、しばしば家族も同行した[2]。バラエティ番組『エド・サリヴァン・ショー』に出演する計画が発表されたが、実現しなかった[6]。
1957年、ヒューズは弟のガイとガイの妻リリアンとともに全米を旅していた。31歳のヒューズにとって、巨大な杖をついて歩くことさえ難しくなっていた。カーニバルの最中に、父親がイリノイで79歳で亡くなったという知らせがヒューズに届いた。ガイとリリアンは葬儀のためにイリノイに戻ったが、ロバートは約束を守るのが自分の義務だと信じて残った。シーズンが終わると、彼はガイの農場に戻ったが、6.1メートル以上歩くことができず、疲労困憊したときには、幅1.5メートルの鉄で補強された椅子を引きずりながら、家族が付き添ってくれた[1]。
死去[編集]
インディアナ州ナパニーをロードショーで移動中、ヒューズは発疹ができ、爪の下の肉が青くなった。インディアナ州ブレーメンにある最寄りの病院に移動することができなかったため、医師たちは彼のトレーラーで手当てをし、はしかにかかっていると判断した[6]。また、彼は尿毒症を発症した[2]。
1958年7月10日、32歳で死去。故郷フィッシュフックに近いブラウン郡、イリノイ州ベンヴィルの小さな教会の墓地に埋葬された[5] [7]。葬儀には約2000人が参列した[6]。
彼はピアノケースの中に埋葬されたとされているが、これは誤りである。この誤りは、事実としては正しいのだが、毎年印刷されるギネスブックに掲載される際に、しばしば誤読を招いたと思われるある一文「彼はピアノケース大の棺に埋葬された。」に起因している[1]。そして、彼の墓碑には、472kgを記録した世界最重量級の男であることが記されている[8]。
参考文献[編集]
- ^ a b c Kurson (2021年6月3日). “Heavy” (英語). Chicago Magazine. 2023年10月12日閲覧。
- ^ a b c d e Gertz Husar, Deborah (2007年6月12日). “Robert Earl Hughes was a gentle giant”. The Herald-Whig 2020年2月5日閲覧。
- ^ "710 Pound Youth". Life. 7 October 1946. pp. 81–82, 84. Google Booksより2020年2月5日閲覧。
- ^ a b Moreno (2010年2月4日). “The Biggest Man in Fishhook, IL. Ever.”. Exploring Illinois. 2020年2月5日閲覧。
- ^ a b “It's All in How You Look at It”. Kentucky New Era. (1966年7月13日) 2020年2月5日閲覧。
- ^ a b c Luciano, Phil. “World's Heaviest Man: The last chapter of Robert Earl Hughes' remarkable life”. Washington Times Reporter. オリジナルの2012年3月4日時点におけるアーカイブ。
- ^ “Fishhook, Illinois to Benville, Illinois”. How Far Is It? Distance Server. 2020年2月5日閲覧。
- ^ “Robert Earl Hughes (1926-1958)”. findagrave.com. Find A Grave. 2022年4月11日閲覧。
さらに読む[編集]
- Faig, Kenneth W. (2001). Big Heart: Remembering Robert Earl Hughes, 1926-1958. Issue 8 of Moshassuck monograph series. Moshassuck Press