ログイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

ログイン: log in)は、コンピュータの利用開始時にユーザーの身元や妥当性を識別して、さまざまなリソースへのアクセスに必要な資格情報を取得するための操作である。一般的に、コンピュータセキュリティに関する手法や手段の一部に組み込まれている。ログオン: log on)、サインイン: sign in)、サインオン: sign on[要出典]などとも呼ばれる。

概要[編集]

ログ (log) の本来の意味は「丸太」である。これは船舶で利用された航海日誌 (logbook) に由来する。航海日誌には船の速度を記録するが、かつては速度を「船首から投下した丸太が船尾に到達するまでの時間」で計測していたため、「ログ」という言葉を使っている(データログ#語源およびノット#起源を参照)。

コンピュータの利用中に付けられる利用記録を船舶用語に準えて「ログ」と呼んだこと、また作業員が工場に出勤してタイムカードに時刻を打刻することを英語で clock in と言うことから、コンピュータシステムの利用開始をログイン、利用終了をログアウトと呼ぶようになった[要出典]

一般的なシステムへのログインは、システムに対し次の文字列を入力することで行う。

  • ユーザー名 - 人物を一意に識別するために使用される短い文字列。この文字列を手がかりに、さらに本名などの情報が参照される。
  • パスワード - ユーザー名と一緒に提供される文字列。システムにログインするための「鍵」であり、第三者に悪用される可能性があるので他のユーザーには知られないようにする必要がある。パスワードは認証のための一手段であり、他の認証方法によって代替することができる。

しばしばこのユーザー名とパスワードが、コンピュータシステムコンピュータネットワーク、またはドメインへアクセスするためにも利用される。ログイン処理に伴って、ユーザー固有のセッションがコンピュータ上に作成される。システム・ソフトウェアは、ユーザーがログインしている間、このセッションによって、ユーザーが可能な動作を制限する。英語圏では、現在利用中のユーザーのグループを指して logins と呼び、システムの利用を開始する動作を log in と呼んで使い分けている。

ユーザーがセッションを終了することは、ログアウト (: log out) と呼ぶ。

同義語[編集]

「ログイン」と同義の言葉として、「ログオン」「サインイン」「サインオン」がある。これらは、それぞれ対になる語が「ログアウト」「ログオフ」「サインアウト」「サインオフ」で個別に存在するが、意味は完全に同義であり、使い分けは当該のシステムの文化による。

UNIXLinuxにおいて使用される一般的な「ログイン」「ログアウト」に対して、自社製品の展開戦略上、用語をも独自のものとして定着させようとする傾向にあるマイクロソフト[独自研究?]は「ログイン」という言葉を極力使わず、Windows 7までは「ログオン」を使う傾向にあった[要出典]。そのため、Windowsのセッションに入ることは「ログオン」、セッションを解除することは「ログオフ」と称していた[要出典]。しかし、Windows 8以降は「サインイン」「サインアウト」に改称された[なぜ?]

サインオンという用語は、元々はIBMで使われていたものである[要出典]

なお、「シングルサインオン」は「シングルログイン」「シングルログオン」「シングルサインイン」とは呼ばれない。

かんたんログイン[編集]

日本携帯電話スマートフォンは除く)向けにのウェブサイトで利用できるログインシステムに「かんたんログイン」と称するものがある。端末機の契約者固有IDを認証情報としてサーバー側に記録し、IDとパスワードの入力を省略してボタンひとつでログインすることができる。しかし、HTTPリクエストヘッダの情報を利用してやり取りするため、ヘッダ情報を偽装したなりすましの危険性が指摘されている[1]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

出典[編集]