ランナーズインフォメーション研究所

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ランナーズインフォメーション研究所(ランナーズインフォメーションけんきゅうじょ)とは、観光庁が設立した研究所。2011年11月4日設立。所長は、元マラソン選手の高橋尚子

概要[編集]

観光庁は、全国の道を観光地化し新たな観光需要を創出しようと「観光庁ランナーズインフォメーション研究所」を2011年11月4日に設立した。初代所長は、元マラソン選手の高橋尚子

研究所では投稿をもとに道の魅力を再発見し、各界の専門家が推薦コースを選定する。コースは、ウェブサイトやiPhone向けアプリ「ランナーズインフォ」で紹介する。専門家には、ランナーの高橋尚子のほか有森裕子や建築家の青木淳、造園家の佐野藤右衛門らが名を連ね専門家は随時増員されていく[1]。第一号認定コースは皇居「物語がある道」。

認定されたコース上には、研究所の認定であることを示すシンボルマークのパネルが掲示される[2]。観光庁ではマラソンを有力な観光資源ととらえ、振興に取り組んでいる。国内の道を観光地化し、訪日外国人旅行の拡大につなげたい考え。高橋所長は「日本中に新しい観光名所を作り出し、日本を世界一行きたい国にしたい」と抱負を語り「日本にはまだ知られていない良い道がたくさんある。みなさんのおすすめの道の情報を待っています」と研究所への投稿を呼びかけている[3]。新しい視点による観光資源開発を行う[4]

ランナーのみならず、歩行者や自転車利用者についても、同じサイト内でウォーカーズインフォメーション研究所及びサイクリストインフォメーション研究所と称し、道の紹介を行なう。

2014年の一般社団法人日本スポーツツーリズム振興機構を経て、2019年から一般社団法人日本国際広報戦略機構(本社兵庫県芦屋市)を継ぐことになった[5]

脚注[編集]

外部リンク[編集]