ラダー軌道

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ラダー軌道(ラダーきどう、: ladder track)とは、鉄道線路に使われる道床の一種。

概要[編集]

バラスト軌道枕木レールに対して直角に敷設したものに対して、ラダー軌道はプレストレストコンクリート(PC)製縦はりの間を鋼管製継材で繋いだ枕木を使用した軌道であり、その枕木が梯子ladder = ラダー)のように見えることが名称の由来である。PC製縦はりにレールが平行して締結されており、PC製縦はりが第2のレールとして作用するため、軌道剛性が高くなり、荷重負担が分散されるため、軌道狂いが起こりにくく、メンテナンスが大幅に軽減されるなどの利点がある。

種類[編集]

バラスト・ラダー軌道

バラスト軌道で使用されており、通常のバラスト軌道と比べて騒音吸収の面で優れているほか、線路に掛かる荷重をラダー枕木により分散させることで、バラストの沈下とバラストに使用される砕石の細粒化を遅らせる効果があり、これにより軌道狂いが軽減される。また、メンテナンスも通常のバラスト軌道と比べて1/5以下に軽減されている。種類としては、バラストの上部に直接ラダー枕木を敷設する方式とバラストの上部に防振材を介してラダー枕木を敷設する方式の2つがある。

フローティング・ラダー軌道

コンクリート道床で使用されており、コンクリート路盤とラダー枕木との間に、ゴムを使用した防振装置やポリウレタン防振材を挟むことでラダー枕木を支持する。ラダー枕木により荷重を分散させるほかに、騒音と振動の軽減が可能であり、種類としては、ラダー枕木をコンクリート道床から防振装置を介して支持する防振装置式、コンクリートの道床の上部にL形コンクリート台座を設置して、側面からは緩衝材、下面から防振材を介してラダー枕木を支持するL形台座式、コンクリートの道床の上部に設置されたコンクリート台座にL字形のダグタイル台座を設置して、側面からは緩衝材、下面から防振材を介してラダー枕木を支持するダグタイル台座式がある。

参考文献[編集]

関連項目[編集]