メガデス (政治・軍事)

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水爆実験。1954年ビキニ環礁

メガデス (megadeath) は、「100万」を意味する政治学軍事学用語SI接頭語で100万を意味するメガと、英語で死を意味するdeathの合成語

ランド研究所の戦略研究家ハーマン・カーン1953年に使ったのが初めで、1960年に出版された On Thermonuclear War(『熱核戦争論英語版ISBN 0-313-20060-2)で一般に広まった。

元来は核戦争による莫大な被害を表現するのに使われた言葉だが、後にはその文脈を離れ、核戦争以外でも政治的・軍事的な大量の死者を表すのに使われることもある。

アメリカの場合、1カーンは200メガデス、かつてのソ連の場合230メガデスと試算されている。[1][2]

脚注[編集]

  1. ^ カーン 数学者フリーマン・ダイソンが考案した単位。防空壕を持たない大国を全滅させることができる核物質の量。
  2. ^ 『はかりきれない世界の単位』株式会社創元社、2017年6月20日、63頁。 

関連項目[編集]