ミツィウ島

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ミツィウ島マダガスカル語、Nosy Mitsio)とは、アフリカ大陸の東のインド洋上、マダガスカル島北端部のすぐ西に存在する小さなの1つである。

地理[編集]

ミツィウ島は、おおよそ南緯12度54分、東経48度36分付近に位置しており [1] 、ここはマダガスカル北端部のアンツィラナナ州に属している。島の面積は約29.7 km2、海岸線の長さは約43.4kmである [2] 。 気温は32℃から20℃くらいまでの間で変化する [3] 。 降水は12月から2月の間に集中し、他の時期は乾燥する [3]

島民の生活[編集]

ミツィウ島内には幾つもの小さな漁村が点在している [3] 。 しかし、農業も行われており、コメココナッツトウモロコシジャガイモを栽培している [3] 。 そして島内には、1500人から2000人ほどのen:Antakarana人が住んでいる [3] 。 島内には電気も水道も無く、Antakarana人は普通、高床式のヤシの葉で屋根を作った小さな家に住んでいる [3] 。 これに対して、セメントで固められた床と金属製の屋根を持った家屋は、島内ではほとんど存在していない [3] 。 島内で水が得られないというわけではないものの、水質には問題があって、しばしば腹をこわす [3] 。 なお、Antakarana人は、調理は住居とは別な所で行い、食事は住居内で摂る [3] 。 ちなみに、島内にはラジオ放送局なども存在していない [3]

出典[編集]

  1. ^ About Nosy Mitsio
  2. ^ Nosy Mitsio (1201)
  3. ^ a b c d e f g h i j Nosy Mitsio

主な参考文献[編集]