マリオン・バウアー

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マリオン・バウアー

マリオン・バウアーMarion Bauer1882年8月15日 - 1955年8月9日)は、アメリカ合衆国作曲家

フランスからユダヤ系ドイツ人の血を引くユダヤ系移民の娘として、ワシントン州ワラワラで生まれる。そこで姉妹のエミリーとともにピアノを習った後、ニューヨークヘンリー・ホルデン・フスユージーン・ヘフリーについて学ぶ。さらにパリナディア・ブーランジェ和声楽曲分析を、ラウール・プーニョピアノを師事した。またベルリン対位法楽式パウル・アーテルに、ニューヨークウォルター・ヘンリー・ロズウェルについて学ぶ。パリ国立高等音楽・舞踊学校アンドレ・ジェダルジュに師事した。彼女の生徒にはミリアム・ギデオンがいる。

1933年に「20世紀の音楽」を出版したが、彼女の音楽は著書や講義とは違い、ジェダルジュに学ぶまでは伝統的な調性音楽で、その後印象派を経て、1940年代になって十二音音楽を受け入れた。

彼女はアメリカ音楽組合の共同創設者であり、アメリカ作曲家連盟で貢献した。

作品[編集]

調性音楽

  • 3つの印象(1918)
  • ニューハンプシャーの森から(1922)

十二音音楽

  • パターンズ(1946)
  • ムーズ(1950/54)