プリムール

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プリムール(primeur)は、本来のフランス語では、「初めての」または「一番目の」を意味する形容詞であるが、一般にワインの「新酒」の意味に使われている。「ヌーヴォー・ワイン」と呼ぶこともあり、また、イタリア産のものは、イタリア語でNovello(ノヴェッロ)ということもある。

一般のワインは、早くとも、原料のぶどうが収穫された翌春に出荷されるが、マセラシオン・カルボニックという特別な発酵法を用い、ぶどうの収穫後数十日で瓶詰め・出荷されるのがプリムールである。口当たりは軽く、原料のぶどうのアロマが非常にフレッシュで、ワインとジュースの中間のような香味である。アルコール度数は、ほぼワインと同じで、12度くらいあるものが多い。

ブルゴーニュ南部のボジョレーで作られるボジョレー・ヌーヴォーが代表的だが、フランス南部のラングドック=ルシヨン地域圏のものも多く見かけるようになった。ほかにフランスでは、ロワール地方ミュスカデや、ミディ・ピレネー地方タルヌ県のワインなども出ており、ドイツやイタリアのプリムール、さらに、4月から5月にかけて、南半球のチリや南アフリカなどのワインも出ている。

日本のワインにも甲州ぶどうを使った「新酒」がある。

ボジョレー・ヌーボーは、出荷日が11月第3木曜日と厳しく決められているため、集荷の集中のために航空貨物運賃が極端に高くなり、2007年には、やすいものでもフルボトル1本が2千円以上になっているが、そのほかのプリムールは出荷日規定がなく、11月上旬に出てくるものもあり、。赤だけでなく、白やロゼもある。AOCのものとテーブルワインクラスのものがある。

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