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ブロック (プログラミング)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ブロック: block)とは、プログラミング言語におけるコードのまとまり(コードブロック)のことである。

ブロック状のパーツを組み合わせてプログラミングを行うScratchなどの「ブロック」とは異なる。

概要

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: statement)から成る言語では、ブロックによって複数個(0/2個以上・言語により異なる)の文がまとまってひとつの文になっているものを複文(: compound statement)または複合文と呼ぶ。JISでは「区」と呼ばれる[1]

ブロックは入れ子にすることができる。すなわち、ブロック内にブロックを作成することができる。

C言語などでは、ブロックは変数スコープの区切りでもある。すなわち、あるブロック内で定義された変数には、ポインタ等によりエスケープされない限り、ブロック外からはアクセスできない。ECMAScriptでは、以前はブロックは変数のスコープに影響しないという仕様だったが、ECMAScript 6th Edition(ECMAScript 2015)では新たに ブロックの最後までがスコープとなる宣言が導入された。

ローカル変数の場合、ブロックによって変数の寿命が決まる[注釈 1]。一方、グローバル変数の寿命は、ブロックによって左右されない。

SmalltalkRubyにある似たようなものは、ブロックと呼んではいるが、複文ではない別のもので、メソッド呼び出しに付加する特別な引数のようなものである(クロージャに最も近い)。Rubyではそれ自体はオブジェクトではないが、Smalltalkではオブジェクトである。なお、Rubyにおける複文に相当するものとしては、if-endなどにおいて、ifそれ自体がコードのかたまりの開始のキーワードとして機能するというEiffel風のスタイルを採っている。

ブロックの構文

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ブロックの記述については、言語によって構文が異なる。

F#のように、軽量構文(: lightweight syntax)と冗語構文(: verbose syntax)を選択できる言語も存在する[2]

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入れ子になったブロックの例。

#include <stdio.h>

int main(void)
{
    int x = 0;

    while (1)
    {
        if (x < 10)
        {
            printf("%d\n", x);
            x++;
        }
        else
        {
            printf("Finished.\n");
            break;
        }
    }
    return 0;
}

ブロッキング処理

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動作が完了するまで呼び出し元が待たされる(ブロックされる)処理のことをブロッキング処理(: blocking processing)と呼ぶ。ブロックされる状況にある場合は即座にエラーを返して呼び出し元を待たせない方式をノンブロッキング処理(: non-blocking processing)と呼ぶ。代表的な例として、ネットワーク通信におけるブロッキングとノンブロッキングが挙げられる。

また、呼び出しが完了すると同時に処理結果を通知する方式を同期処理(: synchronous processing)と呼ぶ。いったん処理を開始してから、後で(イベントコールバック関数を使って)結果を通知する方式を非同期処理(: asynchronous processing)と呼ぶ。通例ファイルなどのストレージ入出力処理(: Input/Output, I/O)には非同期I/Oを用いる。

脚注

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注釈

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  1. 生存期間あるいはエクステント(: extent)とも。

出典

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  1. 『JIS X 3003:1993 電子計算機プログラム言語Full BASIC』§4.2.1より「BASICプログラム中で,ある種の行の論理的な集まりを区 (block) という。」
  2. Verbose Syntax - F# | Microsoft Docs

関連項目

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