フィラメル (防護巡洋艦)

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HMS Philomel (1890).jpg
竣工時の「フィラメル(HMS Philomel)」
艦歴
発注 プリマス造船所
起工 1889年5月8日
進水 1890年8月28日
就役 1891年11月10日
その後 1945年3月19日触雷沈没
除籍 1921年に除籍後、オーストラリア海軍にて1941年まで在籍。1941年からニュージーランド海軍に所属後、1947年に除籍後に武装撤去、1949年にコロマンデルで自沈処分。
艦級 パラス級防護巡洋艦
性能諸元
排水量 常備:2,575トン
全長 84.73m
水線長 80.77m
全幅 12.5m
吃水 4.72m
機関 形式不明石炭専焼円缶4基
+直立型三段膨張式三気筒レシプロ機関ギヤード・タービン2基2軸推進
最大出力 常用運転:4500hp
強制通風:7,500hp
最大速力 17.5kt
航続距離 -ノット/-海里
燃料 石炭:440トン
乗員 217名
兵装 アームストロング 12cm(40口径)連装速射砲8基
アームストロング 7.62cm(40口径)単装速射砲8基
オチキス 4.7cm(43口径)単装機砲4基
35.6cm水中魚雷発射管単装4門
装甲 甲板:25mm(平坦部)、51mm(傾斜部)
主砲:51mm(前盾・側盾・天蓋)
司令塔:76mm(最厚部)

フィラメル (英語: HMS Philomel) はイギリス海軍パラス級防護巡洋艦の1隻である。就役後にニュージーランド海軍オーストラリア海軍に次々と編入された経歴を持つ艦である。

艦歴[編集]

就役後の1896年イギリス・ザンジバル戦争に参加した。1913年に新たに創設したニュージーランドに海軍戦隊を置くことが決められ、本艦は1914年7月15日にニュージーランド戦隊(en:New Zealand Naval Forces)に編入され、本艦が戦隊初の所属艦だった。

第一次世界大戦の勃発に伴い、本艦はニュージーランド周囲の海上警備任務に就いた。開戦初期にドイツ領サモアを占領する上陸船団を護衛した。(en:Occupation of German Samoa

1915年に本艦は地中海艦隊に所属し、2月8日にトルコ軍の攻撃を受けて3名が負傷した。その後は紅海とペルシャ湾で行動した。

1917年に本艦はニュージーランドに帰還し、老朽化した本艦は練習艦として使用された。武装の一部は撤去されて特設艦船に搭載された。同年4月から1919年5月にかけて掃海艇の母艦として任務に就いた。

1921年に新設されたニュージーランド海軍に本艦は再編入され、海軍基地にて練習艦任務に就いた。1947年1月に本艦は除籍された。使える部品が外された後は海没処分された。

関連項目[編集]

参考図書[編集]

  • 「Conway All The World's Fightingships 1860-1905」(Conway)
  • 「Conway All The World's Fightingships 1906–1921」(Conway)
  • 世界の艦船 増刊第46集 イギリス巡洋艦史」(海人社

参考リンク[編集]

  • 'Philomel' (1889)本艦のスペックのあるページ。(英語)
  • HMS PHILOMEL本艦の艦歴のあるページ。(英語)
  • HMNZS PHILOMELニュージランド戦隊時代の本艦の記事。(英語)