ピエール・テステュ=ブリシ

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馬で気球にのる人物の図柄の皿、1787年とテステュ=ブリシの名が書かれている

ピエール・テステュ=ブリシPierre Testu-Brissy 、1770年? - 1829年)は、フランスの航空の先駆者である。18世紀後半に多くの水素気球による飛行を行なった。最初の気球による夜間飛行や馬に乗っての飛行も行なった。

1785年に初めて水素気球に乗った。1786年6月18日、最初の夜間の気球飛行を行なった。雷雲の中に入り、気球のなかの鉄の棒に放電が起きたことを観察した。

パリのベルヴュー公園から、馬にのったままで飛行を行った。馬に乗った飛行は50回以上記録に残されている。(気球が見世物としてもてはやされた時代であり、様々趣向をこらした飛行で客を呼ぼうとした、チャールズ・グリーンが最初に馬を気球からぶら下げそれに跨って飛行した[1]。)

参考文献[編集]

  1. ^ 『気球の夢 -空のユートピア』喜多尾道冬(著)朝日新聞社(1996年)